アイドリング!!! 感想ページ

#1035 9:16ング!!!

初回放送日:2013/08/30
出演:バカリズム升野、斉藤舞子
メンバー: 遠藤舞、外岡えりか、横山ルリカ、 河村唯、長野せりな、酒井瞳、朝日奈央、菊地亜美、三宅ひとみ、 橘ゆりか、大川藍、橋本楓、 倉田瑠夏、伊藤祐奈、後藤郁、尾島知佳、 高橋胡桃、石田佳蓮、玉川来夢、清久レイア、 古橋舞悠、関谷真由、橋本瑠果、佐藤麗奈、佐藤ミケーラ倭子


 今回は#999以来の「9:16ング!!!」でした。 「9:16ング!!!」とは通常横長である16:9のテレビ画面を、90度回して縦長にしてみようという企画です。 縦長にすることによってバストアップや全身が綺麗に写るようになりました。 また比率そのものは変わらないのに、AD植松さんでもすらっと縦長に見えます。 もしかすると、9:16はアイドルさんに向いている画面比率なのかもしれません。

 ただ、通常のテレビは90度回転させる事ができません。 そこで視聴する人間が90度横になる必要があります。 最初は多少違和感があるものの、慣れれば普通になります。 むしろ、テレビの背景が90度回転していることが気になるぐらいです。

 そんな9:16画面で行った内容は、「ちょっと聞いて欲しい話」というトーク企画。 これは1分間で「ちょっと聞いて欲しい話」を行うという、ただそれだけの内容です。 しかし、立ちながらほぼ不動で喋るので、9:16画面にはぴったりでした。

 9:16画面という斬新な映像を作ったアイドリング!!!でしたが、一方でテレビが抱える本質的な問題も露呈させたと思います。 テレビが抱える本質的な問題とは、「放送方式が新しくなっても、内容が面白くなるとは限らない」という問題です。 2011年になってアナログ放送が終了してデジタルへ移行し、テレビの画面は広く・美しくなりました。 その一方、内容としてはアナログ時代と何ら変わらず、あいかわらずつまらないままです。 ジャイアンがきれいなジャイアンにパワーアップしたという程度でしょうか。 これは「3D映画だからといっておもしろいとは限らない」という映画業界にもあてはまります。


放送方式が新しくなっても、内容が面白くなるとは限らない

 今回のアイドリング!!!は内容的にも面白かったです。 特に楓さんのセミの話は楓さんらしい天然ボケが入っていて、とても面白いものでした。 ただ、この橋本さんの話はアナログ放送でも面白かったはずです。 それどころか、白黒放送でも面白かったでしょう。 画面は斬新で内容も面白かったのですが、それゆえ、 テレビで重要な事は放送方式ではなく内容であると、逆に気付いた放送回でした。


 余談ですが、気になっていた撮影風景が少しだけ写りました。 それによると、やはりカメラマンさんがカメラを横に向けて撮影していたようですね。 これは体力的にかなり大変な撮影だったのではないでしょうか。


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