アイドリング!!! 感想ページ

#1161 絶対に検索してはいけないワードを検索してみようング!!!

初回放送日：2014/09/01
出演：バカリズム升野、森本さやか
メンバー： 横山ルリカ、 河村唯、三宅ひとみ、菊地亜美 伊藤祐奈、尾島知佳、 高橋胡桃、玉川来夢、清久レイア、 古橋舞悠、佐藤ミケーラ倭子


今回の見所

　菊地さんがホストのスキルを完全に会得しており、安心して送り出せる点が見所でした。 今回は#870以来の「絶対に検索してはいけないワードを検索してみようング!!!」を実施。 阿鼻叫喚のスタジオにおいて、菊地さんが冷静にホストのスキルを発揮しました。 これだけのホストスキルを持っているのならば、もうアイドリングを卒業しても安心です。 見所をまとめると、次の通りです。

・ホストのスキルを持った菊地さんは、安心して送り出せる
・画面下に検索ワードが表示されており、視聴者も一緒に楽しめた
・約二年ぶりに「絶対に検索してはいけないワードを検索してみようング!!!」を実施


ホストのスキルを持った菊地さんは、安心して送り出せる

　菊地さんが、ゲストとして驚く側でなく、ホストとして驚かせる側の行動を見せました。 菊地さんがヒヨコの動画を見た後、なぜか清久さんにも動画を見せました。 この時の菊地さんの行動は、完全に司会者としての行動であったと思います。 升野さんがやっていたのと同じように清久さんをイスに固定し、様々な言葉をかけて清久さんの恐怖を煽りました。

　菊地さんのこの行動は、完全にホストとしての行動です。 ゲストであるのならば、出演者はホストの指示通りにゲームを楽しめば良いだけです。 しかし、ホストは企画意図を完全に理解しなければなりません。 その上で、視聴者が求めている映像を提供します。 升野さんや森本さんは、ホストとしての仕事を当然理解しています。 それに加え、今日は菊地さんもホストとしての仕事を理解しているようでした。 同じ司会者であった森本さんが、そんな菊地さんを暖かく見守っていた点が印象的だったと思います。

　もう菊地さんは卒業しても安心です。 菊地さんはバラエティ番組を完全に理解しています。 ゲストとしてヒヨコの映像を見た時の反応も良く、表情を手で隠しませんでした。 また、ホストとしてヒヨコの映像を見せる仕事も良かったです。 これならばどこへ出しても恥ずかしくはありません。 ゲストだけでなく、ホストも努めることができる事でしょう。 菊地さんの卒業は少々寂しいですが、安心して送り出せると思います。


画面下に検索ワードが表示されており、視聴者も一緒に楽しめた

　今回は視聴者も一緒に楽しめました。 アイドルさんを驚かせるだけなら、アイドルさんをお化け屋敷やジェットコースターに送り込めばよいだけです。 しかし、お化け屋敷やジェットコースターでは、視聴者は同時に楽しめません。 今回画面下に検索ワードが表示された事もあり、視聴者もアイドルさんと同時に楽しめました。 番組との一体感を感じることができたと思います。


約二年ぶりに「絶対に検索してはいけないワードを検索してみようング!!!」を実施

　約二年ぶりに「絶対に検索してはいけないワードを検索してみようング!!!」を実施しました。 出演者・視聴者双方を恐怖のどん底に叩き込んだあの企画が帰ってきました。 番組によると、前回から二年間が経過し、新たなネタが蓄積されたため企画を実施したとのこと。 今回も前回同様、スタジオが阿鼻叫喚の地獄と化しました。

　「絶対に検索してはいけないワード」とは、ある対象に対して名付けられた、推測不可な名称を意味します。 検索ワードに対するイメージと検索結果は、多くの場合一致します。 例えば「野球 ルール」でイメージした検索結果が表示されないのであれば、それは検索アルゴリズムに問題があります。 しかし一般的な名称を持っていない対象については、誰かが一意となる名称を与えます。 その名称は任意に与えられるため、イメージとは異なる名称となる場合があります。 絶対に検索してはいけないワードとは、こうして生まれます。 また「ピパピパ」のように、元々の名前が推測不可な場合もあります。

　「絶対に検索してはいけないワード」は推測不可ですので、検索結果が予想外のものとなり、必ずビックリします。 検索はある程度検索結果をイメージしてから行います。 そのため、イメージと異なれば驚きます。 しかもその検索対象が気持ち悪かったり意味不明のものであったりすると、驚きはさらに増します。 これがこの企画のミソです。

　アイドル番組はアイドルさんの喜怒哀楽を視聴者に伝える番組であるため、アイドルさんの感情を揺さぶります。 アイドル番組は、アイドルさんの笑顔をただ放送しているだけでは、成り立ちません。 アイドルさんがニコニコしているのは当たり前だからです。 視聴者はアイドルさんの様々な表情を見たいと期待しています。 それゆえ、アイドル番組はアイドルさんを泣かせたりビックリさせたりして、感情を揺さぶるのです。

　アイドリング！！！という番組は、アイドルさんの感情を揺さぶるという点に関して、超一流です。 アイドリング！！！は、アイドルさんの感情を揺さぶる様々な企画が最大の魅力です。 実験企画による失敗を糧とした、その企画力は他の追随を許しません。 他のアイドル番組では、アイドルさんに農業をさせたり、ライブの衣装をコーディネートさせたりしています。 農業やコーディネートにも喜怒哀楽はあるでしょうが、ちょっとロケを行った程度では、アイドルさんの喜怒哀楽は引き出せません。

　今回の企画も、アイドルさんの感情を揺さぶるという点に関して超一流でした。 イメージの斜め上を遥に越えるこのインパクトは、アイドルさんが泣き叫ぶには十分でした。 今回も、視聴者が期待していた以上の映像を提供できていたと思います。



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