おはスタ感想ページ

2012/05/16(水)

出演:山寺宏一、タイコウ、デュエルヒーローユウ、デュエルヒーローアツト、ブレーダーGAI
おはガール:なつみ
スポンサー:タカラトミー、BANDAI、任天堂、SEGA-SAMMY GROUP、レゴ シティ
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 ベイブレードのコーナー。 ベイブレードの基礎知識としてじゃんけんシステムを紹介。 ベイブレードをアタック・ディフェンス・スタミナに分類し、それぞれをぐー・ちょき・ぱーと仮定して じゃんけんの要領でベイブレードの有利・不利を説明しました。

 このじゃんけんシステムはベイブレードのバランスを頭の悪いオスガキに理解させる良いツールです。 ちょきはぱーに勝って、ぐーに負ける。 どんなバカでも理解できる、実に優れた比喩だと思います。 ただし、ちょきがぱーに必ず勝てばの話ですが。

 2011/06/16にサイズクロノスT125EDSというスタミナタイプのベイが紹介されました。 このベイと対戦するのはエルドラゴデストロイF:Sというアタックタイプのベイです。 「見てみて!アタックタイプはスタミナタイプに有利って書いてあるよー!」 と現在のブレーダーGAIに当たるブレーダーDJが、エルドラゴデストロイF:Sの優位性を煽ります。 ところが番組中に録画で対戦すると、サイズクロノスT125EDSが勝利しました。

 「おはスタ」としてはサイズクロノスT125EDSがじゃんけんシステムを覆す画期的なベイであると 主張したかったのでしょう。 たしかにサイズクロノスT125EDSはじゃんけんシステムを覆しました。 しかしこれはベイブレードのじゃんけんシステムが論理的に破綻した事も意味します。 なぜなら、ちょきがぱーにもぐーにも勝ってしまうと、じゃんけんにならないからです。

 さすがの「おはスタ」もじゃんけんシステムを自ら壊してしまった事に気づいたのか、 以後「おはスタ」でじゃんけんシステムが紹介されたのは2011/07/12の一回のみでした。 あれから約十ヶ月が経過し、「おはスタ」はこの論理破綻したシステムを再び蒸し返してきました。

 「おはスタ」の根底には「子供はバカ」という思想があるように見えます。 ダブルユーや未来少年ヤマモトが不祥事を起こして「おはスタ」を突然去りましたが、 「おはスタ」は子供達に何の説明もしませんでした。 これは「おはスタ」が「子供はバカだから説明してもわからないだろ」と考えているから、 説明しなかったのではないでしょうか? 今回の論理破綻したシステムの蒸し返しについても、 「子供はバカだから一年前の矛盾なんて覚えていないだろ」という思想があるように思えてなりません。

 このようなやり方をすれば、「おはスタ」は金目当てで子供を騙したりバカにしたりしていると視聴者は考えるでしょう。 ただ、「おはスタ」にはそのような批判には目もくれずに今の路線を邁進し、歪んだ大人達を楽しませて欲しいと思います。


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