おはスタ感想ページ
2012/10/05(金)
出演:山寺宏一、よしのすけ、岩波先生
おはガール:なつみ
スポンサー:任天堂、集英社、BANDAI、AEON、SEGA-SAMMY GROUP、森永製菓
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今日はゴースト暗算なる「○○式学習法」の一種を紹介。
2012/07/18にも○○式学習法の一つを紹介しましたが、今回も相変わらずの怪しさをプンプン出していました。
まず岩波先生なる先生が登場。
「おはスタ」はこの人が東大医学部を卒業した事をアピールしていましたが、もうこの時点で怪しかったです。
東大医学部を卒業し、国家試験に合格すれば医師としての能力はある事でしょう。
しかしそれは算数や数学の能力とは全く関係のない能力です。
このように「東大医学部」という算数とは全く関係のない権威を使った使ったトリックを、ヘイロー(後光)効果と呼びます。
東大医学部であっても、何でも出来るわけではありません。
仮にこの人にスポーツをさせれば、東大医学部卒業であってもプロスポーツ選手にはとてもかなわない事でしょう。
またそれ以前に、東大医学部卒業であっても国家試験に合格していなければ、医師ですらないのです。
視聴者は「東大医学部」という権威に惑わされてはいけません。
他には「ゴースト演算を使えば記憶力がアップして算数以外の教科でも頭が良くなる」というような紹介も怪しいです。
記憶力が高くても、一概にその人の頭が良いとは言えません。
例えば円周率を何百桁と記憶していても「そもそも円周率とは何か?」を理解していなければ、何の役にも立ちません。
頭が良い人とは、記憶力が高い人というよりも、発想力のある人の方が適切な気がします。
この発想力の重要さは、「おはスタ」のスポンサーであるドラゼミも強調しています。
「おはスタ」でも放送されているドラゼミのCMによると、発想力や表現力が子供を伸ばすとか。
記憶力が高い人=頭の良い人という考え方は、このドラゼミの思想と全く反対の思想であると思います。
30分の番組内で「発想力や表現力が重要」と主張したり、正反対の「暗算力・記憶力が重要」と主張したりと、
「おはスタ」は子供の教育に関して一貫した思想がないように見えます。
ただ「おはスタ」三大ポリシーである、「金は全てに優先する」「子供は騙すべき存在」「騙される方が悪い」に照らし合わせると、
この矛盾も納得がいくのではないでしょうか。
すなわち、「おはスタ」に金を落とす教育方法が良い教育方法であるという事です。
なんとも「おはスタ」らしい一面を見る事が出来た放送でした。
プチXパワーのコーナー。
今日もちょっとした手品のタネを明かすよしのすけ。
こういった手品にはそれこそ発想力や表現力が詰まっています。
それを考える事の方が、先ほどの算数のコーナーよりも役に立つような気がします。
おはガール物語のコーナー。
今日はモモラムが突然三匹に分身し、手首にくっつけるオモチャとなっておはガールの元へ・・・。
つまらない説明をつけてつまらないドラマを完成させるよりも、破天荒でも「おはガールのかわいさ」「新オモチャ」を
アピールする姿勢は、これはこれでありだと思います。
![](http://livedoor.blogimg.jp/sub_low_town/imgs/c/4/c4c2e820.jpg)
破天荒でも中身で勝負
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