おはスタ感想ページ

2012/12/06(木)

出演:山寺宏一、べっちゃま、いわーい、春香クリスティーン、炎もえたろー、LBXマスター ユウタロウ
おはガール:なつみ
スポンサー:SEGA-SAMMY GROUP、任天堂、劇場版イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W、BANDAI、AEON、集英社
おはガールくらぶ:こちら
担当おはガールブログ:こちら
スタッフブログ:

 爆丸のコーナー。 炎もえたろーは2012/07/06以来の登場でした。 そんな炎もえたろーが持ってきたオモチャは「爆スロンDX」。 いろいろな遊び方が出来るそうですが、爆丸の速度を測定できる事がこのオモチャの売りのようです。 しかしその紹介で使用していた単位が謎の単位でした。

 「爆スロンDX」が液晶に表示する速度の単位は「秒速」とか。 ご存じの通り、速度とは次の計算式で求められます。

速度 = 距離 ÷ 時間

100mを陸上選手が10秒で走れば、100m ÷ 10秒 = 100m / 10s = 10m/sとなります。 つまり、秒速10mが速度です。 このように、速度を計算するには距離の単位が必ず必要となります。 一方「おはスタ」が紹介した「爆スロンDX」の「秒速」とやらには距離の単位がありませんでした。
この「秒速」とやらは

1秒間にnキロメートル進む「km/s」なのか、
1秒間にnメートル進む「m/s」なのか、
1秒間にnミリメートル進む「mm/s」なのか、

全く判りません。
ミリ・メートル・キロはそれぞれ1,000倍違い、ミリとキロなら10^6倍も違います。

 普通「速度」と言えば多くの人がキロメートルを思い浮かべるのではないでしょうか。 そうなると「爆スロンDX」の「秒速」は「km/s」となります。 ちなみにべっちゃまの測定値は「2687」だったので、 「おはスタ」の主張によるとこの爆丸の速度は2,687km/sとなります。

 「おはスタ」は2011/07/25に「チョロQハイブリッドマッハギア」というオモチャを紹介しました。 このチョロQは、「おはスタ」の主張によると音速で走るそうです。 ということは「チョロQハイブリッドマッハギア」の速度は音速 = 1,225km/hです。 当時も「チョロQが1,225km/hで走るのか?」という騒ぎだったのですが、今回はその比ではありません。 2,687km/sを時速にすると、

2,687km/s × 60 × 60 = 9,673,200km/h

時速9,673,200キロメートルとなります。
「チョロQハイブリッドマッハギア」と比較すると、あの爆丸は音速(1,225km/h)の 約7,896倍(マッハ7,896)の速さで転がった事になります。

 ここまで早いと、音速よりも光速で考えた方が簡単です。 光の速さを時速にすると1,080×10^6km/hなので、これを爆丸の速度9,673,200km/hで割ると約112となります。 驚くべき事に、あの爆丸は光速の1/112という速度が出ていたようです。 「チョロQハイブリッドマッハギア」は「音速で走る!」事が売りだったのですが、爆丸は音速どころか光速に近いのです。 これは東京-大阪間を5.63×10^-5秒、月まで約146秒、太陽まで約15時間で転がって行ける事になります。

 「おはスタ」の三大ポリシーとして「金は全てに優先する」、「子供は騙すべき存在」、「騙される方が悪い」というのがあります。 今回は「騙される方が悪い」でしょうか。 「秒速」というあいまいな言葉を用いて視聴者に「キロメートル/秒」と単位を誤解させ、爆丸はスゴイと騙して売りつける。 実に「おはスタ」らしい手口でした。


 謎のプレゼントに付いたボタンを押してしまうべっちゃま。 しかし何も起こらず、「何も起こりませんでしたー」とゆうなが近づくと、プレゼントからピンクの足が突然生えて動き回りました。 プレゼントの中に人が入っていたのですが、これにはゆうなもビックリ。 たいした悲鳴はあげませんでしたが、ドッキリ大成功でした。


 衆議院選挙にからんで、「おはスタ」でも選挙を行うとか。 その選挙とやらがどうスポンサーとからむのか、注目です。


←前の日 | トップページ | 次の日→