おはスタ感想ページ

2024/06/05(水)

出演:木村昴、藤井由依、五十嵐翔和、ボヨンボヨン(岡本昌典、ふぃーばーくん)、ザ・パンチ(パンチ浜崎、ノーパンチ松尾)
おはガール:原寧々
スポンサー:小学館、タカラトミー、ShoPro、BANDAI

今回の見所

 願い事は「帰れ」で十分だと考えた点が見所でした。コントにランプの精が登場し、三つの願いを叶えてやるとの事。 こういった場合、願いは「帰れ」の一つで十分です。なぜなら、願いよりも自由の価値のほうが重いからです。 ギリシアの哲学者ディオゲネスが昼寝をしていると、アレクサンダー大王がやってきて「お前の願いを叶えてやる」と言い、 ディオゲネスは「帰れ」と言いました*。 願いを叶えた後、精も大王もドロンと消える事はなく、代償として、メフィストのように魂(つまり自由)を求めると、 ディオゲネスは知っていたのでしょう。 自由は願いよりも重く「帰れ」とお引き取り願うのが最善です。


* 養老孟司, AIの壁 人間の知性を問いなおす, 158, 日向ぼっこをしながら昼寝をしているディオゲネスのもとに、アレクサンダー大王がやって来た。「お前さん、偉い哲学者だって聞いているけど、望みがあったら何でも叶えてやる」「日陰になるから、向こうへ行ってくれ」

クリストファー・ロイド, 137億年の物語, 226, ディオゲネス(紀元前412年〜同323年)は、アテナイで物乞いをして暮らす哲学者で、神殿の階段下の樽の中に住んでいた。彼に言わせれば、タレスのように科学的知識を探求する事は時間の無駄だった。そんな事よりも、人間は犬の生き方に学ぶべきだと彼は主張した。犬は食べ物に文句をつけたりせず、どこででも気持ちよく寝て、嘘をつかず、人を騙す事もない。用を足す場所の心配さえしないのだ。ディオゲネスの皮肉に満ちた挑発的な言葉の裏には、まじめな哲学があった。彼の考えでは、社会とは全て人間が作ったものであり、昔ながらの自然との正しい関係から、人々を遠ざけてしまう悪しき存在だった。そして、着ているものや職業、金持ちかどうかで人を判断するような社会のルールにとらわれない生き方を理想とした。



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