おはスタ感想ページ

2024/12/16(月)

出演:木村昴、長部稀
おはガール:安保心結
スポンサー:小学館、タカラトミー、LEGO、集英社、ライオンキング ムファサ

今回の見所

 有フレーム思考のAIと超フレーム思考の人間の差異について考えた点が見所でした。 今日は小学生プログラミング大会の様子を放送。 大会ではスクラッチを使用していましたが、最近はこういったプログラムをゴリゴリ書く事はありません。 というのも、AIにプログラムを作らせるからです。 例えば東京の明日の天気を表示するプログラムを作る場合、気象庁の天気予報のCSVデータをwgetで取得し、 そのデータから明日の日付をキーにして予報をawkで取得します。 ここまでわかれば、CSVの構造を確認した上で、wgetとawkのプログラムをAIに作らせるだけです。 ところが、余談的に「東京の明日の天気を表示するプログラムをbashで作って」とざっくりとAI (Google GEMINIMicrosoft copilot) に言ってみたところ、OpenWeatherMap APIを使用したシンプルで無駄のないプログラムを作りました。

 人間の思考とAIの思考の差異は、思考的フレームの有無にあります。 人間の思考にはフレーム(枠)などなく、それゆえ、このプログラムの作成は次のような普遍的思考に基づいて考えました。

普遍的思考方法*
思考方法解説具体例
即断と偏見を避ける判断を急がず、偏見を排除して考える。bashでもpythonでも作れるなぁ・・
小さな部品に分ける問題を小さな部品に分割し、より具体的にアプローチする。天気を知るには、天気データの取得と解析が必要だよね
単純なものから複雑なものへ行く考えや行動を整理し、論理的な順序で進める。wgetは1行で書けるけど、awkはCSVの構造解析から始めないとね
列挙と見直し問題やアイディアをズラズラとリストアップする。CSVデータの構造は?もっと楽な方法は?本当にこれでいいのかな?
* デカルト, 世界の大思想 7 デカルト 知能思想の規則 方法序説 省察/哲学の原理 情念論, 知覚指導の規則, 87, 「即断と偏見を避け、明証的に真と認めるもの以外は真として受け入れない」「少部分に分割する」「単純なものから複雑なものへ行く」「列挙(一つ一つ数え上げること)と再検討(見直し)」

AIの思考には「プログラミング」というフレーム(枠)があり、それゆえ、枠の中の最適解としてAPIを使った無駄のないプログラムをズバリと作りました。

 人間は超フレームで思考し、AIは有フレームで思考させるのが良さそうです。 人間の超フレームは無駄が多いですが、プログラミング以外にも、あらゆる仕事において適用可能です。 一方AIの有フレームは無駄がありませんが、この世の全ての仕事において、プログラミングにしか適用できません。 まずは人間が超フレームでざっくりと思考し、AIでも思考可能なフレーム(プログラマー、テレビディレクター、シナリオライター等) まで分割したら、後はAIにそのフレームの範囲内で考えさせるのが良さそうです。

 「専門家」「小学生」というフレームを使ったサンプルは次のとおりです。

1. このページをGoogle GEMINIMicrosoft copilotにコピペする。
2. 続けて次のプロンプトをコピペしてエンターキーを押す。
「上記の文章を詳しく説明してください。そのさい、哲学の専門家でコンピュータも得意なDr.Dと、小学5年生の太郎くんの会話形式で楽しくわかりやすく説明して下さい。最後にオチもつけて下さい。」



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