魔法使いウィズ MSX 攻略


対応機種:MSX
価格:4,800
発売年:1986年
発売元:ソニー

概要

 魔法使いウィズとは1986年にソニーが発売したアクションゲームです。 このゲームは多彩な魔法で難局を乗り越える点が魅力であり、横スクロールアクションながら、 避けよりも攻めに重点を置いた派手なゲームデザインが特徴です。 その一方で、複雑なダンジョンや慎重なジャンプが必要とされる天空面など、緻密さも要求されます。 巨大ドラゴンとの戦闘といった見せ場もきちんと用意されており、メガロム前のMSXの名作と呼べる一本です。

目次

  1. 1. 遊び方
    1. 目的
    2. 画面
    3. 操作
  2. 2. 魔法・アイテム
    1. 魔法・アイテム
    2. レンガ内アイテム
    3. 敵の魔法
  3. 3. マップ
    1. 1面
    2. 2面
    3. 3面
  4. 4. 攻略
    1. 1面
    2. 2面
    3. 3面
  5. 5. 裏技
  6. 6. エミュレータ設定
  7. 7. 感想

1. 遊び方

目的

 魔界に住むドラゴンに連れ去られたティルト姫を救出する事が目的。 自機たるウィズは子供ながら誰よりも魔法をうまく使えるとの事で、 ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズやウィザードリィのように、残弾さえあればどの魔法でも無制限に使用可能です。 ドラゴン退治ならこのレベルの魔法使いが必要であり、ボルフェスのような見習い魔法使いは行かせるべきではありません。

画面



1:自機
2:残機
3:所有魔法・アイテム(クリスタルのみ所有数も表示)

操作

 カーソルキーの左右で自機を左右に移動、 上でジャンプ・扉に入る、下で魔法・アイテムを選択。 スペースで魔法・アイテムを使用。

2. 魔法・アイテム

魔法・アイテム

  名称 効果 タイムの下二桁
魔法の杖 通常攻撃。アイテム取得で射程2倍 00, 80
カッター 直線上にいるザコを全て倒す 10
タイムストッパー 時間を止める 20
クイック 自機のスピードアップ 30
ボンバー 画面上のザコを全て倒す 40
ファイヤー 無敵 50
ミクラス お助けキャラ 60
ポーション 状態回復 70
3つ集めると姫を救出可能になる -
クリスタル 対ドラゴン用の武器 -

 魔法の杖〜ポーションは宝箱に入っている。 宝箱の中身はタイムの下二桁によって決定される。

レンガ内アイテム

  名称 効果
時計 タイムを10,000に戻す
バイブル 全ての魔法を取得
ピンクのドクロ タイムの減りが早くなる
青のドクロ 移動力減少
水色のドクロ ジャンプ力減少
100点 点数加算
500点 点数加算

敵の魔法

  色と形状 効果
赤の楕円 即死
ピンク 移動力減少
魔法使用不可(杖とポーション以外)
水色 ジャンプ力減少
移動不可

3. マップ

1面

外世界

01-01


01-02


01-03

ダンジョン

  1 2 3 4  
A
01 04
02 04 06,07,14
03 08 08
04 01 02,20

05
06 02
07 02
08 03 03,16,43
09 15 15
10 32
11

12 18 13,18
13 12
14 02
15 09 09,15,30,44
16 08
A
B
17 17 17,21
18 12 12,42
19 23 23
20 04
21 17

22
23 19 19,28,36
24 25 25

25 24 24
26
27 40 40
28 23
29 33 33
30 15
31 41 41
B
C
32 35 10,35
33 29 29
34 38 38
35 32 32

36 23
37
38 34 34
39 45 45

40 27 27
41 31 31
42 18
43 08
44 15

45 39 39
46
47
C
  1 2 3 4  

最短ルート:3→9→12→19→24→27→41→29→32→34→39→47

ドラゴン


魔天井


2面

外世界

02-01


02-02


02-03

ダンジョン

  1 2 3 4  
A
01 03 14,25
02 03
03 01,02,09
04 05 10

05 04,13
06 10 29,40
07
08 13 12
09 03
10 04 06
11 15 38

12 08 18,19,21
13 05 08,41
14 01
15 09,11
16 37
A
B
17 -
18 12
19 12
20 24 33
21 12

22 36
23 25
24 45 20

25 01,23
26
27 40
28 42 37
29 06
30 33 43
31 22
B
C
32 39
33 20
34
35 36

36 45 22,24,35
37 28 16,24,42
38 11
39 32

40 06 27
41 13
42 37 28
43 30
44 46

45 45 36,45
46
47
C
  1 2 3 4  

最短ルート:4→11→16→37→27→43→30→33→20→24

ドラゴン


魔天井


3面

外世界

03-01


03-02


03-03


ダンジョン

  1 2 3 4  
A
01 12,26,30,34,41
02 30
03 34 46
04 21

05 05 05,32
06
07 17 17
08 10 10
09 33
10 08 08
11

12 01
13 23
14 44
15 25 23,24
16 29 29
A
B
17 07 07,43
18 39 37
19 38 21
20 37 38
21 19 04

22 45
23 15 13
24 15

25 31 15,47
26 01
27
28
29 16 16
30 01 02
31 40 25
B
C
32 05
33 35 09,35
34 01 03
35 33 33

36 46 40
37 18 20
38 20 19,39,44,45
39 38 18

40 36 31
41 01
42 47
43 17
44 38 14

45 38 22
46 03 36
47 25 42
C
  1 2 3 4  

最短ルート:2→31→43→17→9→34→2→29→13→24→15→26→4→19→36→47→27

ドラゴン


魔天井


4. 攻略

 魔法使いウィズは3面エンドのゲームであり、ループせずエンディングとなる。 各面は外世界、ダンジョン、ドラゴン、魔天井の4つに分かれている。 外世界は横スクロールのアクションゲーム、ダンジョンは迷路、ドラゴンはグリーンドラゴンとの対決、 魔天井は縦スクロールのジャンプアクションである。 外世界の宝箱には魔法が入っており、これで自機を強化する。 ダンジョンの宝箱には強力な攻撃力を誇るクリスタルが入っており、最深部にブルードラゴンがいる。 ドラゴンは戦闘のみのマップであり、グリーンドラゴンと対決する。 魔天井は操作性の悪いアイスクライマーであり、頂上の城にピンクドラゴンがいる。 3匹のドラゴンが持っている鍵を揃えると城内に橋がかかり、姫を救出できる。 どの面もこのパターンであり、3面の本物の姫を救出するとエンディングである。

1面

外世界

01-01


01-02


01-03


 外世界では魔法を集めてダンジョンに入る。 外世界は横スクロールのアクションゲームであり、右に右にと進んでいく。 右に進むと宝箱が出てくるので取り、中に入っている魔法を集めていく。 魔法がそこそこ集まれば準備完了であり、ダンジョンに入る。

 外世界を右に進んで宝箱を取る事。 外世界は横に長い世界であり、魔天井の扉(01-03の右端)を右に進むとスタート地点にループする。 スタート地点から左に戻る事はできない。 スタート地点以外なら左に戻る事は可能であり、敵キャラ(宝箱も)をスクロールアウトさせる事が可能であるが、 左に戻るとスーパーパンチが画面左から飛んでくる。 このパンチに当たると下段に落ち、下段で当たると死ぬ。 宝箱は取れない位置に出現する場合もあるが、すぐに次の宝箱が出現するので、無視してドンドン右に進む事。

 宝箱の中身はタイムによって調整できるので、必要な魔法だけを取っていく。 最優先魔法は魔法の杖である。というのも、この魔法を取ると通常弾の飛距離が2倍になるからだ。 ただし、一度取れば二度と取る必要はなく、タイムの下二桁00と80の2箇所を占める事もあって、ハズレ扱いである。 優先魔法はポーションである。この魔法があると状態異常を回復できるため、複数個ストックしておく必要がある。 欲しい魔法はミクラスとファイヤーである。この二つはドラゴン戦に必須であり、その他の場面でも役に立つ。 困った時は、とりあえずミクラスかファイヤーでなんとかなる。 あれば便利な魔法はタイムストッパーとボンバーである。タイムストッパーがあれば魔天井で敵に悩まされる事はなくなる。 ボンバーはザコを一掃できるが、すぐに次のザコが湧く。 なくても良い魔法はカッターとクイックである。カッターは連射装置があれば全く必要ない。 クイックは移動速度がアップするが、自機の操作性が悪く、たいてい自爆する。 宝箱のタイムを待つ時は、宝箱の右に位置して待つと安全。

 レンガの中にもアイテムが存在するので取る。 レンガ内のアイテムは、下段の出っ張りに乗って弾を連射し、トンネルを掘ると出る。 レンガ内アイテムで重要なものは時計とバイブルである。 時計はタイムを10,000に戻すが、たいてい出ないのでタイムオーバーでの死亡は避けられない。 バイブルは全ての魔法を取得できるが、これもたいてい出ない。 その他のアイテムはマイナス効果か得点だけである。 レンガは行けない位置に出現する場合もあるが、すぐに次のレンガが出現するので、無視してドンドン右に進む事。


出っ張りに乗ってトンネルを掘る

 苦しくなったらすぐに魔法を使用する事。 ウィズは魔法使いらしく攻撃力偏重キャラクターであり、防御力はないに等しい。 ウィズの魔法はポーション以外はどれも攻撃魔法であり、高い攻撃力を誇る。 その一方で防御力もヒットポイントもないに等しく、どんな攻撃でも一撃で死亡する。 これらの特徴から、ウィズはやられる前に敵を倒す、攻撃的スタイルでプレイする必要がある。 中ボスのデン(アラジンみたいなやつ)を含めて、危険を感じたらすぐに魔法で先制攻撃する事。 魔法は宝箱の中にいくらでもあり、ガンガン使用しても簡単に回復できる。

 中ボス(デン)を通常弾で倒す場合、高さを利用して撹乱する事。 中ボスの横の追いかけは非常に厳しいが、縦の追いかけは多少緩い。 これを利用して、中ボスが出現したら崖の上など高い場所に登り、中ボスが接近してきたタイミングで下に飛び降りる。 この急激な縦の移動に中ボスは付いて来る事ができず、やり過ごすことができる。 やり過ごした後は再度崖に登り、戻ってきたタイミングでまた飛び降りる。 登って降りるを繰り返せば、中ボスはそのうち諦めて画面から消える。 上下移動にはクイックの魔法を使っても良い(気休め程度の効果だが、どうせ余っているはず)。 ただ通常弾での攻略はレッドアリーマー並みに難しく、魔法で倒したほうが早い。

 1upハットは無理して取らなくても良い。 というのも、後述する方法で確実に1upできるからである。

 ミクラス・ファイヤー・ボンバーをそれぞれ2〜3個程度集めたら、01-02のダンジョンへ。

ダンジョン

 ダンジョンではクリスタルを集めてブルードラゴンを倒す。 クリアに必要な最短ルートは「3→9→12→19→24→27→41→29→32→34→39→47」である。 ダンジョンは全10面の固定画面であり、そのうち9つの部屋に宝箱があって、中にクリスタルが入っている。 それぞれの部屋は複数の扉によって複雑に接続されており、ルートを誤るとすぐに外世界へ戻される。 クリスタルは通常弾の10倍の攻撃力を誇る対ドラゴン用の魔法アイテムだが、次のグリーンドラゴン戦で このクリスタルを残機に交換できるため、この攻略ではクリスタルを使用しない。(むしろ使用しない方が簡単に勝てる) ブルードラゴンを倒すと鍵が出現し、外世界へ戻ることができる。

A01


 動く床に注意してクリスタルを取る。 動く床は歩いて乗る事。 というのも、このゲームは天井に頭をぶつけると操作不能となり(カイの冒険方式)、下の水たまりに落ちて死ぬはめになる。 ダンジョンの中の宝箱は、最深部のドラゴンの宝箱を除いて、全てクリスタルである。 クリスタルは通常弾の10倍の攻撃力を誇る魔法アイテムだが、使い勝手の悪さもあって、ドラゴン専用の武器となっている。 しかしながら、クリスタルは残機に交換可能であり、この攻略ではドラゴンに使用しない。

 03に入ってA02へ。

A02


 右下の壁を通常弾で破壊して宝箱を取る。

 09に入ってA03へ。

A03


 池の上の足場は撃つと動く。

 12に入ってB01へ。

B01


 宝箱の右の壁は壊せる。

 19に入ってB02へ。

B02


 足場は撃つと動く。

 24に入ってB03へ。

B03


 宝箱の左の壁は壊せる。

 27に入ってC03へ。

C03


 40の右のブロックの最上部は撃つと動く。

 41に入ってB03へ。

B03


 29に入ってC01へ。

C01


 右上の足場は撃つと動く。

 クリスタルを取って32に入ると35の扉から出る。35の扉の左の壁を壊して34に入り、C02へ。

C02


 中ボスをボンバー等で倒す。

 39に入ってC04へ。

C04


 ブルードラゴンをミクラスとファイヤーで倒して鍵を取る。 ミクラスはブルードラゴンにダメージを与えないが、口から吐く炎を打ち消してくれる。 ただ、まれに炎が漏れてくるので、ファイヤーも併用して防御する。 ファイヤーはブルードラゴンにダメージを与えないが、炎から1回だけ自機を守ってくれる。 ミクラスで炎攻撃を無力化し、ファイヤーでバリアを張った上で、ブルードラゴンに突っ込む。 ブルードラゴンに接触ダメージはなく、重なったまま通常弾を連射すれば一方的に攻撃できる。 この時、ブルードラゴンが姿を見せていなくても攻撃可能である。 ドラゴンの耐久力は通常弾30発分あるので、連射装置があると良い。 クリスタル(通常弾10発分の威力)を使ってもよいが、当てにくい上、この後残機に交換できるのでやめたほうが良い。 ブルードラゴンを倒せば鍵を取得できる。

 鍵を取得した後、47に入れば外世界へ戻る事ができる。 外世界へ戻ったら再度ミクラスとファイヤーを2〜3個取得し、準備を整えてからドラゴンの扉に入る事。

ドラゴン



 ドラゴン面ではクリスタルを残機に交換し、グリーンドラゴンをファイヤーで倒して鍵を取る。

 左上の雲に乗ってクリスタルを使うと残機を増やす事ができる。 雲に乗るためにまずミクラスとファイヤーを使ってドラゴンの炎を無効化する。 炎の危険性を排除した上で、扉の足場から左上の足場にジャンプし、すかさず雲にジャンプする。 左上の足場は非常に小さく、とどまる事ができないため、雲へのジャンプは素早く実施しなければならない。 左上の雲に乗りクリスタルを投げると、1upハットが飛んでくるので取る。 1upハットはドラゴンを倒してしまうと飛んでこない。


左上の雲に乗り、クリスタルを使うと1up

 クリスタルを全て残機に交換した後、ファイヤーでグリーンドラゴンを倒して鍵を取る。 グリーンドラゴンはブルードラゴンと異なり、ファイヤーが通用する。

 鍵を取得した後、扉に入れば外世界へ戻る事ができる。 外世界へ戻ったら再度ミクラスとファイヤーを2〜3個取得し、準備を整えてから魔天井の扉に入る。

魔天井



 魔天井では頂上にある城に入り、ピンクドラゴンを倒して、姫を救出する。 魔天井はアイスクライマーの要領で登っていく。 自機のハット部分には当たり判定がなく、胴体の赤い部分だけで登ると登りやすい。 また雲以外の出っぱり(例えばスタート画面の左にある出っぱり)も足場になる。 頂上に着いたらピンクドラゴンをミクラス+ファイヤーで倒す。 ピンクドラゴンを倒したら右に進み、画面外へと出る。 姫の画面に着いたら魔法・アイテム選択キーを押して鍵を選択し、使用する。 鍵を使用すれば橋がかかり、姫を救出する事ができる。 ただし、この姫は偽物であり、本物の姫を求めて探索を続けなければならない。2面外世界へ。

2面

 2面は1面とほぼ同じである。 2面も外世界、ダンジョン、ドラゴン、魔天井の4つに分かれている。 外世界は1面と異なるマップだが、ほぼ同じ感覚でプレイする事ができる。 ダンジョンは1面と全く同じ画面だが、扉の接続が全く異なっている。 ドラゴンは1面と全く同じである。 魔天井も1面と全く同じマップだが、敵が多少強くなっている。 2面は基本的に1面と同じようにプレイしても問題ない。

外世界

02-01


02-02


02-03


 外世界は1面とほぼ同じ感覚でプレイできる。 マップは全く異なっているが、それほど気にならない。 ピンクの敵(グフフ)にとりつかれた場合、適当な魔法で振り払う事ができる。

ダンジョン

 ダンジョンの画面は1面と全く同じだが、扉の接続先が全く異なっている。 2面のダンジョンは画面構成、敵、仕掛け、ブルードラゴンのいずれも1面と全く同じである。 しかしながら、扉の接続先が全く異なっており、1面と同じ道順ではクリアできない。 クリアに必要な最短ルートは「4→11→16→37→27→43→30→33→20→24」である。

A01


 4に入ってA02へ。

A02


 11に入ってA03へ。

A03


 ボンバーにカーソルを合わせてから16の扉に入る事。 というのも、次のC02は出口が37であり、いきなり中ボス戦になるからだ。

 準備ができたら16に入ってC02へ。

C02


 37に入ってB03へ。

B03


 27に入ってC03へ。

C03


 43に入ってB03へ。

B03


 30に入ってC01へ。

C01


 33に入ってB01へ。

B01


 20に入ってB02へ。

B02


 24に入ってC04へ。

C04


 クリスタルを使用せずにブルードラゴンを倒し、46から外世界へ戻ってドラゴンへ。

ドラゴン



 ドラゴン面ではクリスタルを残機に交換し、グリーンドラゴンをファイヤーで倒して鍵を取る。 魔天井へ。

魔天井



 1面と同じように登り、ピンクドラゴンを倒して偽の姫を救出する。3面へ。

3面

 3面も基本的に以前と同じであるが、難易度は上がっている。 外世界、ダンジョン、ドラゴン、魔天井の構成も同じだが、魔天井の中間地点に呪いがかかっている。 この呪いは、登っても登っても下層に落とされて、無限にループするという恐ろしい呪いである。 呪いの解除方法は後述する。

外世界

03-01


03-02


03-03


 外世界は敵の攻撃が激しくなっている。適時魔法を使用する事。魔法を集めたらダンジョンへ。

ダンジョン

 ダンジョンの画面は1面と全く同じだが、扉の接続先が全く異なっている。 クリアに必要な最短ルートは「2→31→43→17→9→34→2→29→13→24→15→26→4→19→36→47→27」である。

A01


 2に入ってB03へ。

B03


 31に入ってC03へ。

C03


 43に入ってB01へ。

B01


 ここのクリスタルは無視する事。 クリスタルを取りに降りると、戻れなくなってしまう。 後で回収するので今は無視する。

 17に入ってA02へ。

A02


 9に入ってC01へ。

C01


 34に入ってA01へ。

A01


 2に入ってB03へ。

B03


 29に入ってA03へ。

A03


 13に入ってB02へ。

B02


 24に入ってA03へ。

A03


 15に入ってB03へ。

B03


 26に入ってA01へ。

A01


 4に入ってB01へ。

B01


 19に入ってC02へ。

C02


 36に入ってC04へ。

C04


 クリスタルを使用せずにブルードラゴンを倒し、47に入ってB03へ。

B03


 27に入って外世界に戻り、ドラゴンへ。

ドラゴン



 ドラゴン面ではクリスタルを残機に交換し、グリーンドラゴンをファイヤーで倒して鍵を取る。 魔天井へ。

魔天井

 3面の魔天井は呪いと敵の猛攻により高い難易度となっている。 3面の魔天井も今までと同じマップだが、中間地点に呪いがかけられている。 この呪いを解除しないと無限ループとなって城にたどり着けない。 敵の攻撃が激しいため、タイムストッパーとミクラスで対処する事。



 中間地点では左から右にワープした後、右から左にワープして呪いを解く。 中間地点にはループの呪いがかかっている。 何もせずに登ってくといつの間にか下層へ落とされ、いつまでもループする事になる。 この呪いを解くために、次の手順を踏む。


1.左から右にワープする(効果音)
2.右から左にワープする(効果音)
3.呪いが解けたので雲に登る

中間地点では左右がつながっており、左から画面を出ると右から戻り(A)、右から画面を出ると左から戻る(B)。 初期状態でAB(もしくはBA)を実行すると、魔法使用時の効果音が鳴る。 2連続で効果音が鳴れば呪いが解除され、雲に登ってもループしない。

 どこでもセーブを使用できる場合、呪いが解除されたかどうかを確認できる。 AB(またはBA)で呪いを解いた後、いったんどこでもセーブを実行する。 その後雲を登り、2つ目の雲でわざと落下する。 落下先が中間地点だった場合、呪いの解除に成功しているので、そのまま登り続ける。 落下先が中間地点でなかった場合、呪いの解除に失敗しているので、どこでもロードでやり直す事。 どこでもセーブを実行できない実機の場合、この確認は不可能である。

 呪いの解除に失敗したり、呪いの状態がわからなくなった場合、再度やり直す事ができる。 AB(またはBA)で呪いを解いた後、再度AやBのワープを実施すると、効果音が鳴らないワープとなる。 効果音が鳴らないワープは呪われた状態に戻った事を意味している。 このまま登っても下層へ落とされるため、再度ワープして呪いを解除しなければならない。 ただ、逆に考えると、呪いの解除に失敗しているとわかっていたり、ぐちゃぐちゃになって呪いの状態がわからなくなった場合、 このやり方でやりなおす事が可能である。 なんだかよくわからない状況に陥った場合、効果音が鳴るまでワープをやりなおす事。

 正確にはABとはビット反転する二値型のフラグであり、両者が真の場合のみ通行可能となる。 A(またはB)を実行するとフラグA(またはB)の値が反転し、真の場合偽になり、偽の場合真になる。 この両者が真の場合のみ通行可能となり、両方、あるいは、どちらかが偽の場合は下層へ落とされる。 これは、呪いの謎を正確に解かなければ3/4の確率で下層に落とされる事を意味する。 謎そのものに気づかなければ、両者は偽のままであり、いつまでも抜けられない無限ループとなる。

通行可否判定表
A B 呪いの状態
ループ
ループ
ループ
通行可能

5. 裏技

 残機アップ等の裏技を紹介する。

クリスタルを残機に交換

 こちら

残機9+全ての魔法を持った状態でスタート

 タイトル画面で1+5+0+スペースキーを押してスタートする。

ゲームオーバーになった面からコンティニュー

 ゲームオーバー後、しばらく放置してタイトル画面に戻し、W+S+スペースキーを押してスタートする。

1upハット召喚

 スペースキーを押しながら、ポート2に差し込んだジョイスティックの下とAボタンを押す。

 openMSXで実施する場合、ジョイパッドをPCに接続した後、F10でコンソールを開いて次のように入力する。

unplug joyporta
plug joyportb joystick1

これでジョイパッドがポート2に接続された状態となる。F10でコンソールを閉じ、裏技を実行する。 元に戻す場合、再度コンソールを開いて次のように入力する。

unplug joyportb
plug joyporta joystick1

全ての魔法を1個増やす

 スペースキーを押しながら、ポート2に差し込んだジョイスティックの右とAボタンを押す。

タイムを9990に戻す

 スペースキーを押しながら、ポート2に差し込んだジョイスティックの上とAボタンを押す。

自滅

 スペースキーを押しながら、ポート2に差し込んだジョイスティックの左とAボタンを押す。

クリスタルの無限増殖

 鍵を3個揃えずに姫の元へ行くとZAPされるが、この時クリスタルを再取得できるようになる。 クリスタルは一度取得するとダンジョンを出ても再取得できない。 しかしながら、姫にZAPされて地上に落とされると、取ったはずのクリスタルが復活している。 姫にZAPされるには鍵が3個揃っていない状態で会えば良い。 クリスタルはグリーンドラゴンの面で残機に交換できるので、残機の無限増殖とも言える。

 ただ魔天井の難易度が高く、実用性は低い。 1面と2面のブルードラゴンの部屋は魔天井とつながっており、クリスタルを9個揃えた状態ですぐに魔天井へ行ける。 3面のブルードラゴンの部屋は魔天井とつながっていないが、他の部屋が魔天井とつながっている。 ダンジョンから魔天井へは簡単に行ける上、ZAP先もダンジョンであり、両者の往復は簡単である。 しかも、クリスタルは再取得できるのに(表示は乱れるが一度に10個以上持てる)、ドラゴンは復活しない。 しかしながら、魔天井の難易度が高く、実施には多くの時間を要する。

6. エミュレータ設定

 openMSXにおける役立つ設定を紹介する。

ボタン1で連射(FS-A1STのような連射ターボ機能を持ったMSXで起動する事)

set ranshaturbo 50

取り消す場合
set ranshaturbo 0

ボタン4にPauseを割り当て

bind "joy1 button4 down" "toggle pause"

取り消す場合
unbind "joy1 button4 down"

ボタン5に加速装置を割り当て

bind "joy1 button5 down" "set throttle off"
bind "joy1 button5 up" "set throttle on"

取り消す場合
unbind "joy1 button5 down"
unbind "joy1 button5 up"

7. 感想

 魔法使いウィズはおもしろいゲームだと思います。 魔法使いのゲームらしく、多彩な魔法の使用によって、難局を乗り越える楽しさがあります。 また背景の黒が夜を思わせて、魔法使いの雰囲気にピッタリでした。 ダンジョンが時間稼ぎのくじ引きだったり、魔天井の雲に頭をぶつけてイライラしますが、 当時のゲームとしては何の問題もなく、むしろ簡単にクリアできる方が大問題でした。 (ゲームの値段が高く、おこづかいも限られていたため)

 魔法使いウィズはソニーのゲーム機で復活してもらいたいものです。 当時のソニーは多くのゲームをMSXに移植していたような記憶があります。 ロードランナーやチョップリフターといった海外の超名作から、センジョーやサイオンといったゲームセンターの超迷作まで、様々でした。 魔法使いウィズもゲームセンターの超迷作に含まれると思うのですが、MSXの仕様に合わせて取捨選択した結果、 おもしろさだけが残るという結果になりました。 これは、原作を忠実に移植してワゴン行きとなった、MSX版センジョーやサイオンとは全く異なる結果です。 魔法使いウィズは今遊んでも楽しく、ゲームセンター版ではなく、MSX版をゲーム機で復活してもらいたいものです。



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