恒例の餅つき大会

 12月30日、年末恒例の餅つきと鯛焼きのイベントを開催しました。参加者は約30名で、早朝8時から午後3時過ぎまで7時間にわたって行ないました。今年は子どもさんや初めての方も多数参加され、つきたてのきな粉・餡ころ・焼き餅や鮎の塩焼き、マグロの兜焼き、サザエのつぼ焼き、おでん等を食べながら、楽しいひと時を過ごしました。

 参加者の中には餅づくりは初めてという人も多く、もち米とうるち米の違いも分からない人もいます。この餅の材料となるもち米は平城山の田んぼで特別に栽培したもので、田植えや稲刈り、ハサがけ等の作業もすべて機械に頼らず、人手によって収穫したものです。出来上がった餅は不慣れということもあって形も大きさも不揃いになりましたが、何とか鏡餅も含めてたくさんの餅を作ることができました。

かつて日本では餅はお正月やハレの日に食べるご馳走で、祝い事の際には餅つきをするというのが通例でした。しかし、近年は米離れ以上に餅離れが進んできています。このため年末に餅をつくという風景もほとんど見られなくなり、スーパーやデパートの食品売り場で購入する人が大半です。

 また、鯛は一晩日本酒に漬けておいたものを70尾炭火で焼きあげました。

参加者からは実に良い経験をさせていただいたという感謝とこれからも色々なイベントに参加したいという思いが寄せられました。これらの体験を通じて子ども達に日本文化を伝承していきたいと思っています。  (中尾直史)