ラーラ通信 第28号                  女性教育を禁ずるタリバーンの襲撃の恐れがあるので、写真を加工しています。
厳しい状況に屈せず、女性たちが飛び立ってくれますように

                           ラーラ女子奨学金 ヘラート大学 第1期生の6


いつの事だったか正確な日時は忘れましたが、私はその時ヘラートの市中のバザールに立っていました。

石つぶてが後ろから飛んできて私の右肩をビシッと打ちました。その痛かったこと!

その恐ろしかったこと!私はその場にうずくまり痛みをこらえましたが、すぐに想い浮かんだのが、

石打刑で公開処刑されたアフガン女性の痛みでした。理不尽な死刑宣告をうけ、ブルカを被せられ、

衆目にさらされながら、四方から石を投げつけられて死んでいかなければならなかった女性の痛みです。

たった1個の石でこんなに痛いのですから・・・。

アフガニスタンの女性たちが大変な抑圧のもとに生活してきたことは今では世界中に知られています。

アメリカ指導でカルザイ政権が誕生したものの、その施策が不成功におわったことも報じられています。

アフガニスタンは以前にもまして危険な状況に置かれ、訪問もままなりませんが、私たちラーラ会は

「教育こそ国を変える」という確信のもとに、志のあるアフガン女性たちを支援することに決め、

昨年からヘラート大学の、今春からはカーブル大学の女子学生たちに奨学金支給を開始しました。

           アフガニスタンでは全ての公立学校の教育は無償ですから、実質は生活支援です。

彼女たちの奮闘を祈りたいと思います。

                              柄子 眞弓

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