無耳之 池羊蹄恨飯之 吾妹児之 来乍潜者 水波将涸  
(巻16-3788) 大津の皇子

耳無の 池し恨めし 我妹子が 来つつ(かず)かば 水は涸れなむ

耳成の池よ、おまえが恨めしい。
私の彼女が池に身を投げたら 水が干上がってくれればよかったのに・・・

要するにこの池に彼女が身投げしたのだ!
なぜ死ななければならなかったのか?
背景には何人もの男に言い寄られ、
男どもは愛する気持ちが強く、どうしようもなく思い余って死んだのだ。
モテルのもつらいね。
 
 


 
 2016.1.22(金) 大和ウオーキング協会で「大和三山」をウオークした際、耳成山の前の耳成池で。
 2016.1.25(月) 吾妹子よ! 今なら池は干上がってるよ!