吾妹児尓 衣借香之 宜寸川 因毛有額 妹之目乎将見」 
(巻12・3011)作者不詳  
 「吾妹子(わがもこ)に ころも春日のよしきがわ よしもあらぬか 妹(いも)が目を見む」

東大寺前の吉城川
 勝手解釈


春日山と若草山の間を流れ下ってきて、東大寺の前を流れている宜寸川(よしきがわ)。
今も万葉の時代から名前を「吉城川」となって流れている。

「いとしいあの人に会いたいがなにか良い縁がないものか、ああ、会いたいなー」

会いたい会いたい・・・と一人もだえている。昔の人はこんなにも純情だったのだ。
ころもかすが・・・の「衣を貸す・交換する」という行為は、当時愛していることの証だったのだろうか?
現代高校生が卒業するとき学生服のボタンを交換したりするあれ、あれと同じ感覚なのか?
今の時代なら、ブラジャーでも記念に渡すの?

 
 コース 近鉄奈良駅〜猿沢の池〜興福寺〜春日大社〜新薬師寺〜若草山〜東大寺二月堂〜東大寺大仏殿〜
吉城川〜国立博物館〜近鉄奈良駅
所要時間  3〜4時間