わたくしの好きな万葉集の一句です。
「生駒山麓公園・万葉のみち」の歌碑でこの歌を知って途端に好きになりました。
句の「妹がりと」とは今の言葉で言えば「彼女に会いに行こう と・・・」ということだそうですが、
「彼女に会うために現在の自家用車である”馬”の背に鞍を置いて生駒山を越えてきた・・・
と、そこはもう秋で紅葉が散りはじめていた・・・」という歌のようです。
暗がり峠
多分、浪速から石切Or枚岡あたりを経て、暗がり峠を越えて奈良の都の彼女に会いに来たのでしょう。
都の彼女といえばやはり「かっこいい・・・」ステイタスだったのでしょうか。
ところで、「妹狩り(いもがり)」という言葉ですが、「紅葉狩り」という言葉が現在使われています。
紅葉をかり取るという意味ではなく、紅葉を見るという意味ですね。
「妹がり」も彼女に会う・彼女を見ると言う意味だと私なりに解釈しています。
彼女に会いたい一心で生駒の山頂にやってきた・・・
という雰囲気が切々と伝わってくるところが大好きです。
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