「山常庭 村山有等 取與呂布 天乃香具山 謄立 国見乎為者 
国原波 煙立龍 海原波 加萬目立多都 怜阿国曾 蜻嶋 八間跡能国者」

                                     
 (巻1−2) 舒明天皇  
 「大和には 群山(ムラヤマ)あれど とりよろう 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 
煙立ちたつ 海原は 鴎立ちたつ うましくにぞ 蜻蛉嶋(アキヅシマ) 大和の国は」
大和には 本当にたくさんの山々があるが とりわけ天の香具山に登って大和の国を見下ろすと 国の原には 
煙が立ち昇り 海原には水鳥が盛んに飛び交っている。本当によい国だ、大和の国は」

2006.2.10(金)34代舒明天皇が詠んだとされるこの歌の香具山ほか耳成山・畝傍山の大和三山に登った。
この三山で、三角形を形作っており藤原京跡に立つとこの三山が三方に見ることが出来た。


耳成山(139m)

耳成山(139m)=近鉄大和八木駅から約20分で耳成山登山口に着く。登山口から頂上までおよそ15分。

香具山(152m)

持統天皇歌碑

香具山(152m)=耳成山から藤原宮跡を経由して約1時間で香具山登山口。この山、「山」と言うより「丘」という感じ。
「春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣乾したり 天の香具山」(巻1-28)持統天皇は誰もが知ってる有名な歌。


畝傍山(199m)

畝傍山(199m)=三山の中で一番高い。
香具山のふもと「万葉の森」から歩いて1時間で神武天皇陵に着き、そこから30分で山頂に着く。
高いだけあって歩いていても一番山らしい。神武天皇陵と橿原神宮がそのふもとにある。

山頂から小1時間で「橿原神宮前駅」に着く。