「東野炎 立所見而 反見爲者 月西渡」
  (巻1・48 柿本人麻呂) 
「ひむがしの 野にかぎろひの 立つ見えて 返へり見すれば 月かたぶきぬ」

「東の空を見れば、野の端にかぎろい(曙光)が見えてきた。
振り返って西の空を見たら、月が傾いている夜が明けたのだなあ」



万葉公園・かぎろひの丘
 勝手解釈
かぎろひ、とは晴れた冬の日の凍てつく日の出前、東の空を彩る太陽光線のスペクトル現象というそうな
山の天候や温度などの条件が難しくめったに見られない。

かぎろひが見えるのは、旧暦11月の7日頃でいまなら12月20日頃
毎年この頃、大宇陀町が「かぎろひを観る会」を催している。

この歌こんな真冬の夜明け前、誰と何をしていたのか、寒くて仕方がなかろうに・・・。

軽皇子(草壁皇子の遺児で後の文武天皇・このとき10歳とある)のお供で狩猟に来たときの柿本人麻呂のうた、とあるが・・・。

コース
車で西名阪「針インター」〜道の駅「宇田路・大宇陀」で駐車

 阿騎野・人麻呂公園〜万葉公園・かぎろひの丘〜宇陀の町の家並みを見学〜森野旧薬園〜大宇陀温泉・ あきのの湯

所要時間 5〜6Kmを歩いて、その後温泉に入って約3時間