満洲国有鉄道

満洲国交通部が1933年満鉄以外の鉄道を全て国有とし満洲国有鉄道(通称:国線)が作られました。
しかし、経営は満鉄に委託されたため実質満鉄の関連会社です。
満洲国内のほとんどの鉄道は国線で満鉄よりもはるかに長い路線を持っていました。
その後満鉄では1936年に鉄道総局を置き実質満鉄と経営統合して行く事になります。
国線に対し満鉄線は社線と呼ばれておりました。

↓  直接の関係はありませんが満洲の鉄道を紹介した当時の紙芝居の1コマです。
   あじあ号が紹介されています。あじあ号の走った新京〜ハルピン間は国線でした。
   絵のパシナ型の機関車は線路状況が悪い同区間では使用されなかったようですが・・・

↓ 下の写真は当時の満洲国有鉄道での記念写真です。
  軍部との集合写真で満洲国有鉄道のマークの付いた貨車を背景に撮られています。
  国線のマークはレール断面に雲を模った模様になっています。職員の帽子にもこのマークが
  付いている様です。車両の記号ヤは有蓋貨車を示す記号です。屋根付きのヤでしょうか?