満鉄で使用されていた品々(その6)

フォーク

満鉄のホテルや食堂車で使用されていたフォークです。

軽量なアルミ鋳物でできている様です。
小さく満鉄の刻印が付いています。
”ЦEHA 2P.”の文字がありますので
ソ連製の品ではないでしょうか。
これを訳すと”価格 2ルーブル”となる
ようですが、価格まで鋳造されて
いるとは不思議な感じがします。
社会主義の影響でしょうか?
因みに1940年当時のソ連の労働者の
平均年収は600ルーブルくらいだそうで
現在の価格にすれば1万円くらいの品
に相当するものと考えられます。
現在でも実用できそうな頑丈な作りです。

左下写真の左から2番目は柄の形状が(その5)で展示しているナイフと同じデザインです。
おそらくセットで使用されていたものと思われます。

フォークはじつに様々な大きさやデザインのものが見つかっています。

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にんにく搾り器

中華料理には欠かせないにんにくを搾る道具だと思います