綏陽停車場司令部

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列車の食堂車・車内での貴重な写真です。
   女性は服装から車内のウェイトレスの様です。
   1人はロシア人女性?
   もう1人は中国人女性でしょうか?

↑ 無蓋車上の戦闘機と満鉄腕章の係員です。戦闘機
  はその特徴から捕獲したソ連製の”ポリカルポフ
  I-16”(世界初の低翼単葉引込脚機)と思われます。

↑ 当時は国境地帯でも何となく”ほのぼのとした雰囲気”が伺えます。

↑ 行先板から綏陽行の列車の様です。取付方法
   や板のサイズが変わった様な痕跡がみられます。

↑ 当時のスプリングカメラを手に・・
  背後は当時の新しい車両でしょうか?

↑ 当時の腕木式信号機です。

↑ 軍刀を持って一休みでしょうか?

↑ 満鉄の保線員との写真の様です。

↑ 司令部の入り口の様です。”軍人以外許可無く立ち入りを禁ず”との札が付いています。

 司令部の中だと思われます。陸軍の星マーク
   の湯のみ茶碗が見られます。

↑ 腕章のマークは満鉄とは異なっています。

 綏陽付近の鉄橋と思われます。濱綏線はもともとソ連が建設したものです。
   1937年6月に軌間が1520mmから1435mmに改軌されています。 

↑ 列車の後部デッキからの写真の様です。

 ここではソ連との国境(綏芬河)から約24kmに位置する綏陽に存在した鉄道守備のための
”綏陽停車場司令部”に関する写真を展示しています。
当時の関係者によって撮影され、ネガとして残っていたものです。
当時の様子が伝わってくる大変貴重な、初公開の写真です。
おそらく濱綏線が満鉄委託経営になった昭和10年代・前半頃の写真と思われます。
   (綏陽駅を掲載地図で探してみてください。右端中央付近です。)