満鉄社員消費組合の品

鋳鉄製のタバコ入れではないかと思います。
おそらく灰皿等ともセットだったのではないでしょうか。

ふたの裏には昭和九年十一月一日 創立十五周年記念の
文字が見られます。

ふたのツマミには寿司皿と同じく、消費組合のマークが
描かれております。

このマークは満鉄マークの外周に消費の”消”の文字を
図案化して配置したデザインになっております。

直径約37cmもある寿司用の大皿です。中央に満鉄社員消費組合のマークと寿司部の文字が
描かれております。ハルピンでは組合で寿司の販売があった事が窺えます。
おそらく この皿に寿司などが並べられていた事でしょう。ハルピンは内陸ですから助六寿司でしょうか?

タバコ入れ

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満鉄では現代における生協の様な役割の”満鉄社員消費組合”が組織されておりました。
ここではその残された貴重な品を展示しています。

寿司皿