それでは、写真を見ながら京都観光に参りましょう。
≪ひと言≫
○ 比叡山には信長が攻めた延暦寺があります。一時は三千もの塔頭があり、権 力者でさえもままならない山法師の存在がありました。この大寺院を舞台に、俳 人高 山虚子が大へん面白い小説を書いています。関東からやってきた生意気 な少年が、地元の年長者に投げかけた文句が愉快でした。「なんだそんなことも 知らないのか 。じゃあ、僕が教えてやらあ」ーーこの荘厳な寺院でこんな会話が なされていた。そ こに興味を持った虚子に私は強く魅かれました。比叡山から 見下ろす琵琶湖の遠景が素晴らしいです。
○ 金閣寺は何度訪れても眼をみはってしまいます。その美しさにはただ圧倒され ます。些細なことに拘わる凡人の心をしばし忘れさせてくれます。脱凡人ですね。
○ 祇王寺は平清盛の寵愛を失った女性が移り住んだ嵯峨野の山荘です。ビロー ドのような苔や、まばゆいばかりの紅葉が見事です。
≪ひと言≫
○ 霊山護国神社は、坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓があることで有名ですね。
その向かい側に霊山歴史館があり、龍馬が亡くなった近江屋のセットや、龍馬を斬 った脇差などが展示されていて興味深いです。ここから、坂道を下ったところに、時 代は遡りますが、秀吉の妻ネネの道がありさながら美しい石畳の散歩道という印象 です。四季の花々も美しく、年中旅行者で賑わっています。
京都観光マツオ個人タクシーです。
何よりも安心して観光案内をさせていただくため、自動車保険は無制限で加入してお
り、14年間のタクシー経験で無事故を続けています。
京都観光マツオ個人タクシーは、「美しい、おいしい、素晴らしい」以上に、京都で生まれ育った私が、見聞してまいりました様々な場面と知識で、独特な京都の人、町、時代について私なりにご説明させて頂き、観光をお楽しみ頂きたいと念願しております。
≪ひと言≫
○ 裏千家近辺の、わびさびの空気と雰囲気にひたっておりますと、眼の前を千宗室 氏が通っていかれました。やはり風格がただよっていましたね
○ 西陣には今も格子戸の家々がそこかしこに残っています。実際にその前に立ち ますと、写真以上にそのデザインの美しさに魅き付けられます。西陣は織物の町で す。地元の女性の話では、最盛期には女工さんの不足を補うために遠く石川県や 富山県から若い女性を招いたそうです。子供の頃、西陣を通るとそこかしこの家か らがシャガシャと機織りの音が聞こえてきました。「よう儲かりましたで」とその女性 はニコリとされました。