沈丁花に捧ぐ

   如月から弥生にかけて可憐に咲く、沈丁花の詩はいかがでしょうか。

         

     沈丁花に捧ぐ

        そなたは  早春の花

       期せずして匂ひたつ  清楚の花

       日々の行路の  そこかしこにぞ

       ほほゑみて  うなづきて

       我が心に  かそけく沈めり

       しかして  ただそこに佇みて

       世のはかなさを  知るや否や

       白き炎をぞ  映しける

                   Copyright(C)2000 Rei Munakata

  詩集「早春記」からの引用です。


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