全腎協が中心となり、腎疾患総合対策の早期確立を求めて、毎年国会請願署名を全国的に行っております。腎臓病を巡る医療と生活を取り巻く状況は財政難を背景に厳しい ものがありますが、少なくとも現在の医療制度、福祉制度を維持していく事が求められます。この為、令和5年度も奈良県腎友会において引き続き患者の声を国会に届ける 為に、署名活動をする事とします。
臓器移植の普及が進むように、奈良県でも県民の皆さんの理解と協力を得るための街頭キャンペーンを実施します。毎年10月は全国的に「臓器移植普及推進月間」とされており、
10月8日(日)に街頭キャンペーンを実施する事とします。
場所については、決定次第、ポスター等で会員に広報するほか、県民だより等でも取り上げてもらう事で、奈良県民の臓器移植についての理解が進むように努めます。
本年度の「CKD県民公開講座」は、9月3日(日)奈良公園バスターミナルレクチャーホールにおいて開催する予定で準備を進めます。講師には、医療法人正和会野村病院の 野村信介院長を、お迎えしての講演を予定しております。詳細が決まれば、改めてポスターや機関紙で会員への周知を図ると共に、県民だより等で広報して広く一般の方々の 参加を募る事とします。
「恒常的通院支援制度」を実現している市町村はなかなか増えてきません。
この理由は財政負担もさることながら、透析患者へのメリットがあまりない事が実情である事から、より使いやすい制度に変えて行く必要があります。
例えば、障害者手帳所持者に対するタクシー券をガソリン券と併用、支給額の増額等、どのような制度にしていくべきかを、県当局と一緒に検討を進めていく事とします。
透析患者の救急救命には入院透析施設のある救急病院が地域拠点毎に、絶対必要です。また、新型コロナウイルスやその他の伝染病対策としては、透析設備に個室隔離
が出来、人工心肺装置や人工呼吸器を併せ持った病室が必要になります。
今後とも透析患者の存在を念頭においた救急医療体制の充実を行政に訴えていく事にします。
県医師会透析部会では透析病院相互の支援体制となる「災害対策ネットワーク」が構築されており県、市町村で策定されている「要介護者支援ガイドライン」では
透析患者を避難所から病院に移送する計画になっています。
こうした避難移送計画が想定通りに行われる為に実践的な訓練を行うよう行政に働きかけて行く事とします。
新たな仕事を見つけなければならない方や、今の仕事を続けたい透析患者もおられます。こうした透析患者への雇用に関する情報の提供や行政との連携に、 引き続き努めて参ります。
(会員名簿の整理)
コロナが沈静化してくれば、地域腎友会(奈良市・北和地域・天理市・中南和地域)と連携しつつ、病院幹事のいない病院については出来るだけ院長に面談する
などして、当会の役割についての理解を深めていただく様、努める事とします。
特に、透析治療を始められた方への入会勧誘を確実に行えるよう、透析病院との協力関係の構築に務めます。会員の皆様にあっても、是非未加入の患者への働きかけ
を、お願いします。尚、令和5年度より新たに透析治療を始める方を対象に全腎協が発刊している「透析をはじめる人のためのガイドブック」を病院を通じて贈呈して
、透析治療を始めるに当たっての不安を取り除くことに役立ててもらうことにします。
会の活動を広く広報するために、機関紙「ばんび」は例年通り年3回発刊します。
春号は奈良県の病院幹事のおられる所は、透析患者全員を対象に配り入会の促進を図る事にします。
昨年来、会員の親睦を深めるための紙面づくりに努めており、引き続き、透析ライフに役立つ情報を発信して行きます。
(リクレーション)
秋のリクレーションは10月29日(日)に、日帰りバス旅行を開催する計画にしており、詳細は決定次第ご案内いたします。
又、他のリクレーションも行いたいと、考えています。
(50周年記念事業)
コロナ感染が収まる事を前提に、11月19日(日)(日程、会場未定)予定での開催に向けて、計画を進めております。50周年記念冊子を配布する予定です。
本年の女性部主催の「女性部学習会」を8月6日(日)で、開催を予定します。
以前のように講師を招いての学習会を予定しており、講師、演題等が決まりましたら、ご案内いたします。
青年部につきましては、「全腎協青年研修会」や「近畿ブロック交流会」への青年会員の参加を予定しています。
特定非営利活動法人
奈良県腎友会
〒630-8001 奈良市法華寺町265-8
白樺ハイツ大宮II107号室TEL/FAX:0742-55-2554 E-mail:naraken.jinyu@kcn.jp