石上神社に足を踏み入れると、参道は樹叢に覆われて、昼なお薄暗い。 楼門をくぐると、広い白砂を通して拝殿が朱色に輝く。 その奥の高階の神殿と、それを取りまく瑞垣が垣間見える。 1300年前の布留(ふる)がそこにある。