奈良盆地の南部、明日香村を中心に橿原市、高取町の一部を含む地域で推古朝(592〜628)から和銅3年(710)の平城遷都まで、
歴史舞台の中心となったところ。律令国家の基礎がきずかれ、仏教が花ひらき、諸文化が萌芽した、いわば古代文化発祥の地である。 
    
今は大和三山をはじめ、表情ゆたかな山々に囲まれ、のどかな農村風景を見せているが、
宮跡、古社寺、古墳、謎の石など古代がぎっしりつまっていて、今なお未知なる古代ロマンをひめた里でもある。