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蝉丸(せみまる)
Semimaru


延喜帝の皇子である盲目の少年の面。 幼少の頃よりの不幸な盲目。したがって、同じ盲目の弱法師より高い品位をもって表現されています。弱法師に見られる額全体の乱れた毛書きもなく、髪の毛をわずかばかり乱しているだけです。 それに眉毛の描き方も先端をややはね上げ、冠型があって、高貴な少年であることを強調しています。