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桧垣姥(ひがきうば)
Higaki-uba


歌人として名高い白拍子が、桧垣に囲まれた家に住んでいたことから桧垣姥と言いました。一般の姥よりやや品位をおとしていますが、白拍子の頃の美しさを残しているのが特徴です。 老女の面と同じように、頬の肉をそぎとるように痩せていますが、額の皺を一筋も描かず、目もともはっきりして、かっての美貌をしのばせるような、落ちついた面ざしです。