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喝食(かっしき)
Kasshiki


禅寺に住み食事の世話などをした半僧半欲の少年の面。 この面の特徴は、額に書かれた前髪と頬に可愛らしいエクボがあることです。それに女面特有の口もとの作りが、優しさを添えています。額に切り下げた前髪は、女の子のような美少年の優しさを強調するためのものだったのでしょう。それが 喝食のトレードマークでした。能面においては、お河童型と銀杏型の二種があり、さらに銀杏型も大小に分けて、順に大喝食・中喝食・小喝食とも名づけられています。