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:蛙 2(かわず)
Kawazu


伝氷見作写し『藤戸』の後シテとしてつかわれ、褒美がもらえると思っていたのに、なぜ、自分が殺められるか解らないまま、 命を落とした漁師の無念さが、目いっぱいに打ち出されているようです。氷見は、人間の根底まで見透かした面を打ち、 太夫の深い信頼を数多く得たに違いありません。