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:赤般若 (あかはんにゃ)
Aka-hannya


伝般若坊作写し、「道成寺」によく用いられる赤い般若。今まで男を知らずにいながら目覚めたとたん性の亡者となり、男を追い求めて鬼と化したその表情は、恐ろしさの中に悲しさが見え隠れしています。角も舞台からよく見える左の怒り心頭、すっといきおいよく尖り、一方右の角は僧の回向により怒りを収めつつある様子を知らせるよう伏せて植え込みます。