私がF1を好きになったきっかけは、'89年日本GPをテレビで見た事です。(中略)このレースでセナの猛追を見て、結果は失格となったけど、勝負を諦めない姿に感動しました。【男性】
91年ブラジルGPのマンセルの走り。スピンするまでのあの猛烈な追い上げは凄かった。【男性】
たまたま夜眠れなくてなんとなく見ていた2000年の開幕戦があまりにもおもしろくて、それからはまってしまいました!【女性】
この方々と同様、「○年の○○GP」のように、きっかけとなったレースを特定したうえで回答している方が多かった。
またレースそのものだけではなく、こんなところにも目を奪われた方も。
レース後ヘルメットを脱いだマンちゃん(ナイジェル・マンセル)の顔を見て「こんなオヤジが走ってんのか!」とビックリ。以来みるようになりました。【男性】
マンセルらしいっちゃあマンセルらしいっていう感じはしますよね(笑) 更に女性からの回答。
90年アメリカGPでリタイアしたベルガーに惚れました…。あの呆然とした顔が忘れられん(笑)【女性】
名うてのプレイボーイ、ベルガーならではといったところでしょうか(笑)
さて私の場合ですが、きっかけは1992年モナコGPのラスト10数周を見たことでした。
そろそろ寝ようかな、でもまだちょっと早いなと思いつつ、私はテレビのチャンネルをあちこち変えていました。
その私の目と耳に飛び込んできたのは、この年最強を誇ったマンセルのウィリアムズ・ルノーを巧みに押さえつけるセナのマクラーレン・ホンダの姿と、三宅アナの絶叫する声。
私はそのバトルの間中、リモコンをギュッと握りしめ、かじり付くようにテレビに見入ってしまいました。
当時はF1ブームのまっただ中。私もブームの最初の頃から見てはいましたが、時々中継を見たり、新聞で結果をチェックしたりという程度のもので、のめり込んでいるとは全然いえない状態。
しかしこの世紀の大バトルが、私のF1に対する見方を、ひいてはモータースポーツ全体に対する見方を一変させたのでした。
※比率
男性回答者の約6割、女性回答者の5割。
※キーワード
特定のGPや人物(ドライバー)
(これらは引用していない回答分も含んでいます)
これを見て分かるとおり、男女の差はあまりありません。そしてここからは私の推測ですが、前述の私のように元々ある程度F1の事を知っていて、あるレースやドライバーなどをきっかけに、本格的にF1にのめり込むようになったという人が多いのではないかと思います。
最初は何とも思ってなかったのに、モータースポーツの醍醐味である限界ギリギリのバトル、そしてそれをコース上で繰り広げる男達に魅せられた。
私を含め、ここで取り上げた方々にとってのF1を好きになったきっかけとは、月並みな言い方かも知れませんが、そういうものだったのだと思います。
でもこれって何かに似てませんか?
そう、最初は単なる異性の知り合い(友達・同僚など)だったのに、ふとしたきっかけでそれ以上の存在と認識し始める。そういうのに似てる気がしますやね(笑)