HomeF1-FAQ>フラッグの種類
■フラッグの種類
※この頁では画像を使用していますので、テキストブラウズ(画像を読み込まない設定)にしている場合は、画像を表示できるようにして下さい。

それでは個々のフラッグについて見ていきましょう。目安として重要度を付けました(筆者の主観です)。

取りあえず☆印のものを理解しておけば、F1の地上波放送を見るのに殆ど支障は無いです。
○印まで覚えておけばなお良し。
△印のものはあまりお目にかかることはないので、そんなのもあるんだなと思って読んで貰えればいいです。

フラッグの種類
 ☆イエロー
 ☆ブルー
 ☆グリーン
 ☆チェッカー
 ○ホワイト
 ○オイル
 ○ブラック
 ○レッド
 △オレンジボール
 △ブラック&ホワイト




☆イエローフラッグ

単に掲示されているだけの場合には、その場所にパーツや砂利等が散乱しているが、それほど危険ではない場合を意味する。つまり注意して走行せよと呼びかけている状態。この場所での追い越しは禁止されない。

+振動
上記よりコース上の汚れが酷かったり、コース外に車両が停止している場合で、ここでのバトルが危険な場合に出される。この場所での追い越しは禁止され、違反した場合はペナルティが科されうる。

++振動
その場所で事故が発生したり、コース上に車両が停止している場合等、通常の走行を行うことが非常に危険である場合に出される。この場所での追い越しが禁止されるのはもちろん、通常よりもスピードを落として(容易に停止できる程度まで)走行する必要がある。違反すればペナルティの対象。

ちなみに実際に規定通り減速したかどうかは、前後のラップタイムと比較して判断される。

これらをコース状態の良し悪しを基準に並べると、次のような感じ。○印は追い越し可、×印は追い越し不可。

良い
 ↑ ○旗無し
 | ○黄旗1本静止
 | ×黄旗1本振動
 ↓ ×黄旗2本同時に振動
悪い

なお、「追い越し禁止区間」についてはグリーンフラッグの解説を参照のこと。
0.Menu↑
☆ブルーフラッグ

単に掲示されただけの場合は、後方から速い車が迫っていることを知らせる意味。例えば、3位の車が4位の車に追い上げられている場合に、4位の車のラップタイムが明らかに速い場合がこれにあたる。但しこの2台は同一周回なので、後方の車をブロックしてもペナルティの対象にはならない。

+振動
ある車が周回遅れにされる場合(いわゆるバックマーカー)等に掲示される。例えば1位の車が20位の車の(見た目上の)すぐ後ろに迫っている場合に、20位の車に対して掲示される。そしてこの場合、両者は同一周回ではないので、速やかに1位の車を先行させないとペナルティの対象になりうる。
0.Menu↑
☆グリーンフラッグ

コース上が安全な状態であること(主にスタート時)、或いは安全な状態に戻ったことを意味する。例えば黄旗区間の終点を告げる場合にも使われる。

 黄旗   緑旗
○↓××××↓○
━┯━━━━┯━
→│黄旗区間│→前方
━┷━━━━┷━
○は追い越し可、×は追い越し不可。

このイエローフラッグ(振動)が掲示されている場所とグリーンフラッグが掲示されている場所の間が、いわゆる黄旗区間(追い越し禁止区間)である。
0.Menu↑
☆チェッカーフラッグ

決勝ではレースの終了を、予選やフリー走行ではセッションの終了を告げる。
0.Menu↑
○ホワイトフラッグ

単独で掲示された場合、コース上に非常に低速で走行する車両(セーフティカーや救急車、トラブルでスローダウンしている車等)が存在することを知らせる。

+
セーフティカーがコース上を走行している場合、「SC」と黒字で書かれた白いボードと共に掲示。この場合、一定の場合を除いてセーフティカーや他車を追い越すことが出来ず、違反した場合はペナルティの対象となる。
0.Menu↑
○オイルフラッグ

事故によりオイルがコース上に撒き散らされたり、雨でコース上に水たまりが出来ている時のように、コース上が滑りやすい状態にある場合、注意を喚起するために掲示される。
0.Menu↑
○ブラックフラッグ
+
レギュレーションに違反する等、失格の裁定が下された車に対して、カーナンバーの書かれたプレートと共に掲示。当該車両は直ぐにピットに戻らなければならない。
0.Menu↑
○レッドフラッグ

重大な事故や天候の悪化等の理由により、レース或いはセッションの継続が不可能になった場合に掲示。この場合レース(セッション)は中断され、コース上の車は全てピットに戻る。
0.Menu↑
△オレンジボールフラッグ
+
車両にメカニカルトラブル(故障)がありながら走行を続けているため、安全上問題があると判断された場合、カーナンバーの書かれたプレートと共に掲示される。当該車両は速やかにピットに戻り、修復しなければならず、従わない場合はペナルティの対象となる。
0.Menu↑
△ブラック&ホワイトフラッグ
+
コース上でスポーツマンシップに反する行為があった場合などに、カーナンバーの書かれたプレートと共に掲示。掲示された時点ではペナルティは科されないが、その後に改善が見られない場合は科される場合もある。
0.Menu↑

2007/10/07
2007/10/10改
HomeF1-FAQ>フラッグの種類