■予選(2008年版)
予選は土曜の14:00〜15:00に行われます(但しGPによって変更になる場合もある)。
◇目的
翌日の決勝のスターティング・グリッドを決定します(但しペナルティが科せられる場合があるので、必ずしも予選結果とグリッドは一致しない)。
◇予選の流れ
予選(Qualify)セッションはQ1、Q2、Q3の3つのピリオドから成ります。
┬>14:00
│【Q1】(20分間)
│・全ての車が出走可
│・周回数、燃料制限無し
│・上位16台がQ2に進出
│・17位以下が、Q1の
│ タイム順により確定
┼>14:20
│[インターバル](7分間)
│・給油等可
┼>14:27
│【Q2】(15分間)
│・周回数、燃料制限無し
│・Q1のタイムは関係なく、Q2の
│ タイムのみで争われる
│・上位10台がQ3に進出
│・11〜16位が、Q2の
│ タイム順で確定
┼>14:42
│[インターバル](8分間)
│・給油等可
┼>14:50
│【Q3】(10分間)
│・周回数制限無し
│・燃料は翌日の決勝スタート時に
│ 搭載する量だけ入れる(*1)
│・1〜10位の順位決定
│・Q3のタイムのみで決する
┴>15:00
(*1) Q3での燃料搭載量について
Q3に進出した車は、決勝スタートまでに給油することが認められないため、Q3終了時においてタンクに残っている燃料で、翌日の決勝をスタートしなくてはなりません。
ここで注意を要するのは次の点。
- Q3開始時の燃料を少なくすると、車が軽くなりQ3で良いタイムが出やすい。よって予選順位も上になりやすい。
- しかしこの場合、翌日の決勝では早めのピットインが必要となり、結果としてピットイン回数が多くなったり、変則的になりやすい。
- 逆に搭載量を多くした場合、車が重くなりタイムが出にくい。よって予選順位は下位になりやすい。
- しかし決勝で最初のピットインを遅らせたり、ピットイン回数も減らせる可能性が高くなる。
- Q3に進出できなかった車は、予選終了後に給油をすることが出来る。
◇グリッド
グリッドは予選の順位により決定されますが、ペナルティにより変動する場合があります。グリッド順位に影響を及ぼす主なペナルティには次のようなものがあります。
- ・予選開始までのエンジン交換
- →2回目以降の交換1回に付き10グリッド降格
- ・予選開始後のエンジン交換
- →最後尾スタート
- ・ギアボックスの交換
- →5グリッド降格
- ・セッション中の他車に対する妨害行為
- →スチュワードの判断による
- ・前戦においてペナルティを受けた場合
- →スチュワードの判断による
なお、以前は予選タイムがポールポジションタイムの107%を超える者は予選落ちとなるルール(いわゆる107%ルール)がありましたが、現在では採用されていません。
◇予選終了後
- 予選でトップ3に入った者は、予選直後の記者会見に出席しなければならない。
- 予選終了後の車体は、パルクフェルメに保管される(決勝の頁で詳述)。
- Q3に進出できなかった車は、予選終了後に給油をすることが出来る。
2007/10/08
2008/02/24 2008年版
2008/03/28 改
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