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モータースポーツ関係者や、ジャーナリスト等が書いたものを中心に集めてみました。我々が普段テレビやサーキットから見ているのとは違う角度からF1を見ることが出来ます。
<読み物>
◆F1ビジネス - もう一つの自動車戦争
田中詔一 著(角川oneテーマ21/角川書店)
780円
※ファンが普段目にするのはGPウィークのコース上での争いだったり、マスコミを賑わすストーブリーグ情報だったりするわけですが、この本は主にF1の「マーケティングや政治」についてスポットを当てています。出版社のサイトによると「第三期ホンダF1の陣頭指揮を執った国際マーケティングのプロが明かす舞台裏」を書いた本。
華やかな表舞台の裏で、F1を巡るどのような力学が働いているのかに興味がある人にはピッタリの本だと思います。きれい事だけでは語れない、色々なことがありますやね。
◆世界最速のF1タイヤ―ブリヂストン・エンジニアの闘い
浜島裕英 著(新潮新書)
714円
※日本のF1ファンにはお馴染み、ブリヂストンの技術者である浜島裕英氏による「技術者から見たF1の舞台裏」。といっても、小難しい数式が羅列されているわけではなく、非常に読みやすい語り口調(口述筆記?)で書かれているので、万人にお勧めできます。
浜島氏がブリヂストンに入社し、F1などのレース現場に携わる経緯であったり、タイヤというのがモータースポーツにおいてどのような役割を担っているのかということなど、なかなか興味深いです。ミハエル・シューマッハの横顔も紹介されています。
◆鈴木亜久里の冒険―走れ、F1ビジネス!!
赤井邦彦 著(山海堂)
1,680円
※困難を極めたF1チームの立ち上げ。その2年間の道のりのドキュメント。
◆走れ、俺たちのF1―ホンダF1戦う15人
赤井邦彦 著(双葉社)
1,680円
※これも第三期ホンダF1を扱っていますが、こちらはホンダの15人のエンジニアにスポットを当てたものです。但し技術的・政治的な部分ではなく、「人となり」に重点を置いたものとなっており、どういう人たちがF1を走らせているのかという点に興味がひかれます。雑誌「アズエフ」に連載されていた記事に加筆修正し、単行本化したものだそうです。
◆F1 一瞬の死―F1専属医が見た生と死の軌跡
シド・ワトキンス 著(WAVE出版)
1,995円
※20数年に渡り、F1の現場で専属医として務めてきたシド・ワトキンス博士が、自己とF1との関わり、安全性の追求、過去の名ドライバー、そしてアイルトン・セナの事故について語る。
F1ファンの間でも有名なシド・ワトキンス医師は既に現場から引退され、この本も1997年に発売されたもので、最新の内容というわけではないのですが、医療スタッフの立場から見た、一般ファンの知り得ない角度からのF1を知ることが出来る貴重な本です。
◆F1マネー&サイエンス
サンエイムック(三栄書房)
1,200円
※スポンサー収入やドライバーの給料、カスタマーエンジンの供給代金等、「お金」という視点から見たF1を解説。また近未来にF1へ投入される技術はどういうものかという議論も。雑誌「F1レーシング」で連載中の記事を元に構成されているそうです。
2007/10/20
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