モノより思い出
現在の私onlyの持ち物の中で一番の宝物&高価なものといえば、間違いなくエンゲージリング
これはヒカリモノ大好きカラス野郎のワタシが、婚約=ダイヤモンドという図式を瞬時にはじき出してとにかく指輪をくれくれオーラをバンバン出しておねだりしたもの。。

ところが手に入れるまでの道のりは、当初の予定と反し長く困難なものだった・・

指輪を買いに行こうとした矢先、なんとカレ(=現・オット)が不慮の事故(by サッカー)で足を骨折し、入院することになったのだ。
思いもかけないタイムラグを生んでしまって、カレも大層申し訳なく思ったらしく、退院したらすぐに買いに行こうとワタシの前で熱く誓い、動けぬカレの世話と仕事の両立で精神的にも一杯一杯だったワタシはその言葉を励みに頑張った。

そして一ヶ月後無事退院。

・・・約束どおりの我々のロードオブザリングはあいにくの雨、、・・・むかえるこちら、頼みの相方は松葉杖というバッドコンディション。
ワタシがフロドでカレはさしずめサム。物語はいきなりのクライマックス
サムがせめて一人で歩けるようになってから、、という考えは微塵もなかった極悪フロド

そのフロドが求めるのは、『ペアシェイプ』という涙型の状態のいいダイヤ。卸価格(当然予算内で)という中々に困難なミッション。

行く先々で店員が向けるオットへの慈悲の瞳・・・イコール、ワタシへの非難。

「雨の中、(松葉杖では)お足元も大変ですね」

という言葉がハートにキリリと痛い。

店員達の鈍いジャブが、さすがの極悪フロドの心にじわじわとダメージを与えだした頃、単独での下調べに余念がなかったというのも手伝って、最後には店員が持つルーペを奪い、専門的トークで渡り合う暴走フロド。その甲斐あって念願の高品質なルース(裸石)をついにゲット。
困難(主にサムの)の末に見つけた比類なき一品は、見事なリングと生まれ変わり、後日私達の元にやってきました。
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そんな思い出一杯、十二分に満足して購入したエンゲージリングですから、当然ながらワタシのお気に入り。
あの時のオットの姿を思い出すと、ちょっとしたひりひり感をかもし出すオツな一品となり、結婚式・2次会など晴れの舞台以外の普段の生活でも、私を守るラッキーチャームとして身に付けられ、活躍しております。

オットよ、あの時のアナタはエラかった。