恋愛症候群
アナタは、さだまさしという歌手をご存知でしょうか?
最近ある裁判官がある裁判でこの方の古い歌の歌詞を判決文に引用して『償い』っちゅーかなりのまっさんファンでないと知らないような曲
(私もなんで知ってるんだ!?)が脚光を浴びた、近年俳優にも手を出してる、コンサートのMCが面白いお方である。私の姉が昔まっさんの熱烈ファンで、私も結構聞いていて、熱烈ファン並みに知っているのではあるのだが、彼の歌『恋愛症候群〜その発病及び傾向と対策に関する一考察〜』という曲名も歌も長い曲の中の1フレーズに

『恋とは誤解と錯覚とのたたかい』

というのがある。

さて、本題。

私達夫婦がまだ恋人とも言えない、2回目のデートで映画を見に行ったことがあった。(もちろん
映画)

映画が終わり、私が早々に席を立とうとすると、彼が

『エンドロールを見ない?』と言った。

"え?エンドロール??なんだかわからない人の名前が山のように出てくるアレですか?"と思ったが、『あ、そうよね』と努めて普通に振舞い、席に座りなおした。そうすると普段エンドロールを見ていないだろう私の気持ちを察してか
『映画はエンドロールまで見るんだ。あ、そうそう、エンドロールの面白い見方はね、
日本人の名前を探すんだよ』と言った。

ほーーーーーーーーっ、なるほどねぇー!言われてみて二人で見つけてみると、あ!あった、あった!なんて言いながら結構楽しい。しかもそんな見方をさりげなく言うなんて、なんか大人〜!!と、6歳上というところにやたら『あー年上だなぁ』と感じ入っていた私は、また変に感心して、恋をしてしまったらしい。

まー、気に入ったということですな、そういうところも。

そして現在。

この間、『ロード・オブ・ザ・リング』を見に行ったわけです。
あーーーー長かったさ。
レゴラス(弓の名手のエルフ)男前だったさ。
大作って感じで。。。いやいやいや、ねぇー案外よかったじゃんと余韻に浸りながらエンドロールを見ていた。エンヤ、いいねぇ。あー心が洗われるねーーとしみじみしつつ、いやぁ、今日は映画なんてデートできてよかったなぁー(レイトショーで0時終わりだなんて結婚してこそのデート)と幸せをかみ締め、そういやエンドロールの話を2回目のデートでしたなぁと思い出し、
もう!ダーリンったら!キ・ザ!
と隣の彼を
熱いまなざしで見た。








ひげ、ぬいてました。




恋とは誤解と錯覚とのたたかい。。というフレーズを
鮮明に思い出したのはこの時です。