win32/sqlitew.exeTOP目次

• 独自コマンド
• 使用するSQLiteの仕様

win32/sqlitew.exeは、SQLiteをエンジンとしてSQLを実行する Windows XPのコマンドプロンプト用のアプリケーションです。

sqlitew.exeは、Windows XPのコマンドプロンプトから起動します。

起動するには、sqlitew.exeにパスが通っている状態で、ＤＢファイルを指定してください。

ＤＢファイルを指定せずに起動すると、%TEMP%\temp.dbを開きます。

C:\work> sqlitew [ＤＢファイル]

sqlitew.exeを起動すると、SQLプロンプトsql> を表示します。

実行するSQL文を入力し、SQL文の最後に;を付けてENTERキーを押下します。

C:work> sqlitew test.db
sql> select * from sqlite_master;
type|name|tbl_name|rootpage|sql
sql>

SQL文の途中で改行してもかまいません。

SQL文の途中で改行した場合、継続プロンプト...> を表示します。

sql> select *
...> from sqlite_master;
type|name|tbl_name|rootpage|sql
sql>

終了するには、.quitコマンドを入力します。

sql> select *
...> from sqlite_master;
type|name|tbl_name|rootpage|sql
sql> .quit
C:\work>

sqlitew.exeの独自コマンドは、以下のとおりです。

独自コマンドの最後にコマンド区切り;は不要です。

コマンド	内容
--	--以後、行末までコメント。 （SQLiteがサポートする/**/コメントにも対応。）
.version	バージョン表示。
.help	ヘルプ表示。
.time init [メッセージ]	経過時間初期化、経過時間出力。
.time [メッセージ]	経過時間出力。
.? [メッセージ]	メッセージ出力。
.beep [回数]	[回数]分のビープ音出力。[回数]を省略した場合は1回出力。
.error	エラー出力、エラー一覧クリア。 起動（あるいは前回の.error）時以後に、発生しているエラーを出力。
.open [ＤＢファイル]	現在開いているＤＢを閉じて、[ＤＢファイル]を開きます。
..[コマンド区切り]	コマンド区切り変更。 ..!とした場合、!が新しいコマンド区切りとなる。
.quit	sqlitew.exeを終了。
.inserted	何も処理しません。
.updated	何も処理しません。
.deleted	何も処理しません。

.insertedコマンドなどが、何も処理しないのに独自コマンドとして認識するのは、 コンソール画面、メニューアクションSQL実行と共通のSQLスクリプトを処理できる様にするためです。

使用するSQLiteの仕様は、opt3と同様で、 以下のとおりです。

バージョン	3.5.7
文字コード	UTF-16