私にとってのブラシ絵

何だか久し振りにぼそぼそとほざいてみる。
ここのところ、ブラシ絵の依頼が多い。
車、車の付属品、バイクなどなど・・・
メール戴き、それに目を通させてもらうとArtGalleryへの素晴らしいお褒めの言葉。
嬉しくて嬉しくて泣きそうになる。

だけど・・・その反面私は凄く落ち込んでしまう自分を改めて感じている。
その方々へお返しする返事は全て「NO」だからだ。
何だろう、この気持は・・・
単なる我侭か?気紛れか?
自分に問うが霞がかかったようではきりとは見えない。
「仕事」なのに・・・
描けないと言う事ではないのだが・・・

そんな悶々とした気持のままもう何年も経ってしまっているのは事実なんだね。
で、決めた。
今後、車、車の付属品、バイク等にブラシを入れる仕事は辞める。
んなアホな・・・とこれを読まれている方は思うかもしれないけど
私はそうしたかったんだ・・・きっとず〜っと前から。

ただ、絵をやめると言うわけではないし
お仕事として「パネル」にした絵とかをご依頼願いたいと言うだけなのだが
全くもって我侭だ(苦笑)
申し訳ないとしか言えないけれど
私の中での「ブラシ絵」が占める位置が変わってしまったのは事実。
勿論、パネルの絵にしても心血注ぎ込んで描く事には変わりはないし
素晴らしい出来映えにする事にも自信はある。

今やっとそういう自分の中の諸々を言えるような気がして
霞がかったその先に目をやる事が出来る気がする。

完成された額に入った一枚の絵。
依頼主の嬉しそうな眼差しが絵を見、絵はその眼差しに夢を送る。
そんな絵を、これからゆっくり時間をかけて描いて行きたいものだ。



Paint Rouge
よっしー