
ドイツ人のメンテナンス感覚
ユーザーさんに聴いてみました
ドイツの車検場で、順番待ちの人に突撃インタビューしてみました。
車検場では一人しか聴いていませんが、30代の女性ユーザーさんで
FORDのコンパクトカーをお使いの方です。
私的には、いちばんクルマにこだわりのなさそうな人を選んだつもりです。
その方は車検受けをいつも自分で受けるとのことで、
『もし今回の車検で不具合の指摘が無かったら、いつメンテナンスをするのですか?』と尋ねました。
それに対して、車検とは別に定期的なメンテナンスをやっているとのこと。
おおむね1.5万キロ走ると近くのディーラーへクルマを預けて点検をしてもらそうで、
オイル交換もその時に済ませるようです。
それ以外では不具合が起きた時に都度修理といった使い方のようです。
これを聴いて気がついたことがあります。
ドイツ車はメーターの中にサービスインジケーター機能が入っていて、
エンジンを掛ける際にメンテナンスまでの残り距離が表示されます。
そのサービスインジケーターをリセットすると、メルセデスベンツでは1.5万キロ、
BMWでは2.5万キロからスタートして、残り距離が短かくなってくる仕掛けです。
ドイツのユーザーはこのような距離でメンテナンス管理をしているので、
このインジケーターが役立つのだと気が付きました。
別の方にオイル交換の距離を聴いてみると、その方は2.5万キロほどの間隔と言ってます。
ドイツでは1万キロくらいはすぐに走ってしまうらしく、日本人が5千キロで交換すると言うと、
それじゃやり過ぎで廃油が環境に良くなと言います。