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BMW3シリーズは先月に新型(F30)が発表 されてこのE46も2世代前になってしまいまし た。
けれどE46も後期モデル以降はバルブトロニ ックをはじめとして、次世代につながる技術 が各所に取り入れられているのでまだまだ 現役ですね。

資料1
資料1

今日の修理はヘッドライトの故障。
エンジンを始動すると、ヘッドランプのLowビ ームとテールランプが自動で点灯するもの の、ウィンカーやメーターライトなど各灯火類 がまったく反応しません。

こういう広範囲にわたる不具合の原因究明 は、フューズの点検からスタートするのが王 道です。グローブボックス内のフューズを一 個ずつ外して点検するも、どれも切れはあり ません。

じゃあ次はコンピューター診断にかかってみ ます。この世代になるとボディー各所にコン ピューターが仕込まれているので、ヘッドラ イトも例外ではありません。

故障前に写真を取り忘れていました。

画面でライトコントロールを見てみると『Not Found』って???  いやいや無いはずは ないよ、こんな時はモジュールに電源が入っ てないかモジュール自体が壊れている可能 性大です。

資料3

フューズは調べているのでリレーかモジュー ル本体に絞られますが、今回は本体にかけ て見ました。

(リレーを調べようとしたのですが、いまBMW の整備マニュアルをアップグレードしている 最中で、インストール作業に悩んでいるんで す)

単純なスイッチではなく、いろんなスイッチから送ら れてくるCAN信号を受け取ってランプを点灯させてい るコンピュータが内蔵されています。バルブをLEDに 交換すると球切れと勘違いするのもこ奴です。

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ちょっと不安があるので、まずは中古部品を取り 寄せて様子をみることに。

取り替えるとバッチリ治っています。けれどメータ ー内にテンパードットと呼ばれる表示が点灯してい ます。これはモジュールのコーディングデーターが 一致しない場合に付くようです。
なんだかパチ臭い(笑)のでやっつけておきます。

テスターで観てみると中古部品のために以前の車 輌データがそのまま残っているので、メータークラ スターモジュールのデータと一致しません。

なので今度はライトモジュールのコーディング打換 えです。といってもいま使っている診断ソフトはデ ータを一発でコピー出来る機能があるので、ボタン ひとつでOKです。コーディング完了後はテンパード ットもなくなってスッキリです。

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