アルファロメオ147セレスピード
現行のアルファロメオは、ツインクラッチ式のATになりましたが、ひと世代前のセレスピードは、人気があったのでまだ沢山のクルマが走っていると思います。
けれど当店に入ってくるセレスピードの半数は、クラッチミートが不自然だったりクラッチが滑る様な状況があります。
ロメオのオーナーさんは、『これもロメオか』とおおらかな気持ちで付き合っている方ばかりなので、あまり気にしておられませんが、
ちゃんと調整すればすごく快適なフィーリングに戻りますし、朝一のスタート時や車庫入れの時は特にスムーズになります。
今回のご入庫は、クラッチが滑る症状です。
クラッチミートが緩いのでスムーズなシフトチェンジですが、緩すぎるのも困りものです。
まずテスターでクラッチの距離を調べてみると、やはり基準より広いので、レリーズシリンダーのロッドを調整して、ひとまず基準値に合わせてます。
これだけではまだ解決できません。
コンピューターに新しい数値を学習させます。動画にあるのが学習の最中で、クラッチとシフトセレクターを忙しく動かしています。
(一番下の画像をダブルクリックしてください
動画が再生できないときはこちらからYouTubeの視聴が出来ます。
この後に、テスターを繋いだまま実際に走ってクラッチのミートポイントを合わせて完了。