■ 真に環境共生 木材は太陽エネルギーにより育成されるものです。 鉄やアルミニウムなどのように精錬過程で多大なエネルギーを消費することなく自然が自然に育むものです。 また廃棄に必要なエネルギーも放っておいても土に還るのだから本質的にゼロです。 家を建てるために伐採する木の樹齢以上に家を長持ちさせ、その需要量を供給量に見合うようにコントロールできれば、我々は環境に負荷を与えることなく永久に建築用材を自然から得られます。
■ 植林された木で建てる 「寝ること=家を建ててそこに住むこと」は、「喰うこと=米を作ってそれを食べること」と同じように生きていくために必要なことです。そして自然になる米だけではとても量的に間に合わないように、天然の杉や桧だけでは住宅建築に必要な木材を供給することは不可能です。植林は人の生存にとって必要なことなのです。 松がほとんどなくなってしまった現状(四国・関西)で、外材ではない日本の植林された木で構造材(特に梁桁材)に使える材種は、成育年度や価格あたりの成長量・強度の性能を考えれば杉をおいて他には考えられません。 ■ 並材の活用 材木は主に節のあり具合で節の多い順に一等、小節、一方無地、四方無地などの等級に分けられます。これがいつのころからか無節をありがたがる風習ができあがりました。しかし製材した木に節があるのは当たり前で自然なことです。 一等材(並材)の値段は四方無地の20分の1くらいです。並材を床や壁に厚み3〜4センチの板で使うことでタルキや根太を省略でき、さらには仕上げ材・断熱材も兼ねることができます。杉材の材積は増しますが、杉板以外の材料・工程・手間が減るためにそのコストアップ分は相殺されます。 ■ シンプル&コンパクト 建物の最も本質的な部分である構造体がお粗末で、仕上げ或いは設備といった取り付けたり張り付けたりする表面的なことばかりにお金をかけた住宅が、流行とともに外観・仕上げや設備が古臭くなったといっては短いサイクルで建て替えられているのが今の日本の現状です。 私たちは持続可能な社会を私たちの自らの選択で作り出す時代に入りつつあります。 シンプルな杉の家ではいたずらに凝った設計にして材料・施工手間を増やすことをなくし、単純明快な設計とすることでコストを抑えつつも手間はかかるが理想的な木構造をめざしています。 またなるたけ無駄のない合理的な間取りにすることで総工費をおさえるようにします。*おおむね延べ床面積20〜30坪を目安にしています。(「間取り」のページを参照してください) さらに構造体や床・壁などの材料には集成材や張り物といったものは一切使わずに無垢の材料をなるたけ手を加えない形で活かします。そのため具体的には以下のような方針をとっています;
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