石井寺(いしいでら)

  鏡王女(かがみのおおきみ)は額田王(ぬかたのおおきみ)の姉(あね)と言われる飛鳥時代(あすかじだい)の歌人(かじん)です。
 この歌碑(かひ)には、「秋山之 樹下隠 逝水乃 吾許曽益目 御念従者 (原文)」 「あきやまのこのしたがくり ゆくみずの われこそまさめ みおもひよりは (読み下し文)」と書かれています。
「秋山の木の下をかくれて流れていくほそい流れの水が、次第(しだい)に水かさをましていくように、私のあなたにたいする思いのたけは、あなた自身(じしん)の私への思いよりはまさっているのですよ。」という内容(ないよう)の歌がしるされています。
 この歌碑は舒明天皇綾(じょめいてんのうりょう)の横にあります。

鏡王女の歌碑