冷たい床の上
投げ出された白い足
温かな血は、絶え間なく降り注いでいる

なだらかな道を行けば
いつか天国の音が聞こえると
ずっと、ずっと、信じていた

だけど沈黙する太陽
冷たいままの心臓
傾いた椅子に
雄弁な死体が座っている
腐った口からこぼれる呪いを
かき消したいと泣いている

罪に侵された体は
もう元に戻ることはない
健やかに
穏やかに
棘でも抱え込めるように
ただ、願うよ

血だまりには花びら
ぼくのための祝砲の残骸
鼓動を止めた福音を
いまも傾いた椅子の上で
ずっと、ずっと、待っている





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