何も足りなくて
僕はいつも 口をあけている
腕を広げている

くらい世界の 一番最初の場所へ行きたい
湧き上がる熱の 捨てられた場所へ行きたい

そこが果て
そうして海

深く深く沈む色の
僕のからだを染めるその夕暮れに
果たされぬ約束をむすぶ

いつも何か足りなくて
それでも うまく嵌まるものは
何ひとつとして ないのだろう





<<