最果てが欲しくて
君にみせてあげたくて
傷を傷で埋めてくその手を
そうやって止めたくて
やさしさに飢えてた
深淵のからだはいつも泣いてた
黒く汚れ、醜く腫れ、
僕だって同じだよ
誰だって
かなしいよ
繰り返し、
繰り返し、
何度でも、もう飽きるほど繰り返し、
それでも選んでしまうから
死にぞこなった日から
ふたり
探してた
終わりはないって
ひかりはあるって
俯く影を拭うよ
口から夜を吐き出すよ
どんなかたちでも
いちどだって届かなくても
脆弱な手だって
誰かのてのひら、温めることはできる
すこしずつ
忘れることのない何かがふえてゆく
かんたん、ができない僕たちが
泣きたいくらい誰かをおもう日々に
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