曇り空の水曜日
つき破ってあふれる
ありあまる落陽には影もない

血の流れる河みたいな境界線を横切ったら
もうどこへも帰れないけど
もうどこへだって行けるって
ちゃんと知ってた
約束なんてしなくても
甘えでも、うろんな声で言ったって、

無いでしょ、
生きてゆくための方法なんて
僕はずっと何かを探しているけど
それは違うでしょ

温めた器には幸福な肖像が盛られている
僕の頭上はずっと夕方
完璧な雲
手からスプーンが落ちる
金色のそれは
君が嫌いな孤独の星によく似ていた





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