最近の作品

シリーズ 奄美 について

 
  もう20年も前になるでしょうか、縁あって鹿児島県の奄美大島出身の方と知り合いました。出会ったその時から、まるで旧知の仲のような親交を重ね、その人柄と魅力的なふるさと話にひかれ、実際に島に行ってみたいと強く思うようになりました。

  それから奄美をたびたび訪れながら、美しく魅力に富んだ大自然と、礼節と豊かな精神世界の地で、熱くふるさと奄美を語る島人との新たなる出会いと交流が広がってゆきました。そのような中で私は、奄美を舞台とした自然と人々との繋がりをモチーフにした作品を夢中で作り続けました。
 そして、ふと振り返った時、15年の月日が経ち、120点を超える作品群になっていました。

  2009年6月、様々な形でお世話になってきた奄美の方々はじめ、多くの人々への感謝を込めて、京都府南丹市立文化博物館において、「シリーズ『奄美』」展として、初めて全作品の展示会をいたしました。
 展示期間中には、大きなそして様々な反響を頂きました。
 その中で特に「都会で展示会をして欲しい。」、また「より多くの人々に見せたい内容だ。」という声をたくさんいただきました。

 そこでこの度、インターネット上の展示会という方法を試みました。これにより、多くの方々に観て頂き、このような陶芸作品「シリーズ『奄美』」の存在を知ってもらえたらと思います。  
  それではゆっくりご覧ください。