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萬遜樹の本だな
(まんそんじゅ)

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▼ニッポン/ニッポン人 日本・日本人とは何か
・日本文明/文化 その体系的位置づけ
尾藤正英『日本文化の歴史』(岩波新書)

 「古代」と「近代」とによる日本史の二分など、様々な知見に満ち満ちた、ニッポンの社会文化の探究の書である。ここでの「文化」とは、社会精神というほどの意味である。
上垣外憲一『日本文化交流小史--東アジア伝統文化のなかで』(中公新書)

 前近代の日本が、いかに朝鮮と中国に負い、その交流の中で生きてきたかが分かる。東亜とは「漢詩文化圏」である。とりわけ、新羅、渤海、李氏朝鮮との関わりは大変興味深い。
宮本常一『日本文化の形成』(全3巻/ちくま学芸文庫)
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 宮本常一の講義録で、未完の遺稿。日本文化の源流を、旅する民俗学者と呼ばれた著者が、東アジアを視野におさめて語った古代日本の形成過程。
川添登『「木の文明」の成立』(全2巻/NHKブックス)
上「精神と物質をつなぐもの」
下「日本人の生活世界から」

 独特の視点でもって、古代日本の「国」の有り様を描く。表題は「石の文明」に対するものだが、「石」の古墳文化の否定の上に、「木の文明」=日本文明は成立したと説く。
鳥越憲三郎『古代朝鮮と倭族--神話解読と現地調査』(中公新書)

 著者は「倭人」と「倭族」を区別し、前者は後者の一と見る。そして、かつて東アジアに広がっていた倭族の文化と伝統を渉猟する。新羅の王統譜分析は出色である。
鳥越憲三郎『古代中国と倭族--黄河・長江文明を検証する』(中公新書)

 倭族を中国に探す。東夷の殷、長江下流の越、そして遡って倭族の王国をめぐる。また、東南アジアを含めた地域に、しめ縄など倭族に共通・固有の習俗を紹介する。


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