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萬遜樹の本だな
(まんそんじゅ)

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▼ニッポン/ニッポン人 日本・日本人とは何か
・日本精神史 ニッポン的思考と精神
鎌田東二『神と仏の精神史--神神習合論序説』(春秋社)

 シャ−マン東二が「ニッポン教」を解明する。「神仏習合」の前に「神々習合」があった。本当の宗教意識は近代の「宗教」概念では捉えきれない。
阿満利麿『日本人はなぜ無宗教なのか』(ちくま新書)

 日本人の「無宗教」とは、欧米概念での「宗教」への忌避であって、「ニッポン教」を排除するものではない。近代日本における宗教的錯綜は、現在に至っても未だ未解決である。
義江彰夫『神仏習合』(岩波新書)

 素晴らしい一書。「仏になろうとする神々」とは「ニッポン教」を言い得て妙である。また、そういう上部意識が経済的下部構造に支えられていたことを見事に叙述している。
久保田展弘『日本多神教の風土』(PHP新書)

 これまた、「ニッポン教」を追究する書。「ニッポン教」が神道でも仏教でもないことが分かる。否、ニッポン人に通底する暗黙の霊的世界像を捉えることが肝要である。
久保田展弘『日本宗教とは何か』(新潮選書)

 濃密、豊穣な書である。日本の「聖地」十数カ所を選び、各々の歴史について、また各々に従って「日本宗教」の観点から興味深い考察がなされている。
梅原猛/吉本隆明『対話 日本の原像』(中公文庫)

 日本精神の深層としてのアイヌ文化、そして親鸞の信仰と思考に潜む日本性などを、それぞれ独自の古代探究を続けてきた二人が語り合う。
西郷信綱『古代人と夢』(平凡社ライブラリー)

 素晴らしい。眠りの中の夢とは神界への通路に他ならない。そうした確信をもって生きていた、かつての日本人も精神と思考についての論考。
梶村昇『日本人の信仰--民族の〈三つ子の魂〉』(中公新書)

 「ニッポン教」についてのすぐれた一書。とりわけ、仏教がいかにニッポン教へと換骨奪胎されていったかが述べられている。
吉野裕子『蛇--日本の蛇信仰』(講談社学術文庫)

 日本の古代に横たわる「蛇」信仰について、トータルに取り上げる。それは死と再生の信仰であり、著者によれば鏡や餅にまで及んでいる。


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