天神祭 日程表(1993年)


行事日時場所内容

準備

 6月 催太鼓・神輿など、各講社の当屋組立並びにお迎え人形組立始まる。
催太鼓6月20日境内鈴ノ緒作り・浴衣販売
7月4日境内船割り
7月11〜21日・夕方境内稽古始め
7月18日・午前8時表門台搦み
獅子舞7月15〜21日・午後7〜9時境内けいこ始め
当屋開き7月21日 催太鼓を始め、神輿など各庫より出し、当屋に飾り付け各議が当屋開きを行なう。
提灯飾り付け  境内を始め、難波橋・天神橋・天満橋・桜宮橋・源八橋・都島大橋・飛翔橋に祭の提灯を飾る。
市民船7月12日・午前10時天満宮会館抽選会
(奉告参拝)
能船7月16日・午後2時  
ギャル神輿7月16日  
どんどこ船7月4日 苫開き
7月18日 船おろし
町会神輿倉庫出し  1.天三神輿(18日)
2.天四南獅子神輿(22日)
3.天六神輿(22日)
4.天五神輿(20日)
5.池田町神輿(23日)
6.天四北神輿(16日)
7.ローレルハイツ(11日)

7月22日

伏見三十石船献酒祭午後2〜3時本殿京都・伏見の歴史伝統を顕彰する「洛南保勝会」では6年前より天神祭が近づくと、江戸の昔ぶりそのままに手漕ぎの三十石船を仕立て、これに伏見の銘酒樽を乗せて淀川を下り、天満宮への献酒祭を奉仕している。
三十石船には、古調を今に伝える三十石船唄保存会の面々が同乗し、大川に入ると唄声を一段と張り上げて天神橋北詰に着岸、続いて地元一丁目商店街を唄いつつ天満宮に至り、天神様の御前で一同つつしんで、献酒の奉告祭を執り行なう。
篝火
 人形浄瑠璃(淡路)
午後6〜8時亀の池 

7月23日

御羽車巡行午前11時〜午後3時半天二〜天六11時半、本殿にて発御祭を斎行し、天満宮を出発。
天六住銀駐車場にて駐輦祭。小憩の後、三時半、天満宮着。本殿にて還御祭斎行。
御羽車講約60名により、天二から天六までの商店街を御神霊を御羽車に奉安し渡御。
包丁式(京繁協友会)午後1時拝殿京繁協友会の奉納により古式にのっとり調理
ギャル神輿宮入り午後12時〜5時半 23日は天五を出発し、商店街を経て、4時頃天満宮に宮入りする。
天神祭前夜祭(ツイン及びOBP地区)午後5〜8時ツイン21天神祭をより多くの方々に知って頂き参加して頂くことを目的に、1986年よりツイン21を舞台に開催。
催太鼓、地車ばやし、獅子舞、天神祭囃子踊の総勢200名が出演。
実演を交えながら、天神祭のハイライトを紹介する。
催太鼓の「からうす」が見もの。
午後1〜5時OBP地域また、平成2年より始まったOBP神輿、本年は8基と増え、外国人神輿も加わりOBP地区をねり歩く。
神輿コンテスト等も開催。 お迎え人形展示(7月16〜25日)
同(京橋・コムズガーデン)夕刻(〜24日) 天神祭協賛イベント

7月24日 宵宮祭

 午前4時境内地車講の地車はやしが打ちならされ、天神祭の開始を告げる。
宵宮祭午前7時45分本殿鉾流神事の無事安全と人々の無病息災を祈る。
鉾流神事(神鉾講)午前8時50分 鉾流神事宵宮祭に引き続き、天満宮より神鉾講中心に300名の渡御列で出発。鉾流し橋畔の斎場にて夏越神事の後、斎船が堂島川の中ほどにこぎ出され、船上から神童により白木の神鉾が流され、船渡御の無事安全を祈願する。
この鉾流神事により天神祭の幕が上がる。
(神童)  6月中旬ごろ、神鉾講の地盤、西天満地区の西天満小学校6年生の中から神鉾講により選出される。選出された神童は、天満宮よりの辞令により正式決定される。
神童は鉾流し神事の他、陸渡御に瑞枝の童児として加わり、船渡御には神霊を奉安する「御鳳輦船」に乗船する。
催太鼓(太鼓中)午後4〜7時氏地巡行催太鼓は祭りのお触れ太鼓、常に渡御の先陣を承る天神祭りの名物。
豊臣家の忠臣が主家の危難回避を天満宮に祈願した故事に因んだもので、豊臣家より拝領と伝えられる大阪陣太鼓を、打手である願人(がんじ)が真紅の投げ頭巾をいただいて掛け声と共に威勢よく打ち鳴らす様は、祭りの花形として異彩を放つ。
獅子舞(天神講)午後4〜7時氏地巡行小中高生より成人まで、300名が獅子を中心に日傘や四つ竹を持って踊り、行列に華をそえる。祭りの人気もの。
地車囃子(地車講)・龍おどり24〜25日終日境内“チキチンチキチン”と賑やかにお祭り気分をかきたてる地車囃子、天神祭のテーマ曲である。一緒に演じられる「龍おどり」も名物の一つ。
自動車渡御午前11時半〜午後5時 堀川小学校を起点に祭り景気を盛り上げるため、南は通天閣、北は毛馬中央公園、東はOBP地区まで、トラック10台、2班に分かれてパレードする。
各章に子供神輿・地車曜子・天神祭囃子・造花人形をつみ、祭り気分をもりあげる。
わくわくフェスティバル午後5〜9時行宮付近一昨年より、当宮のお旅所である千代崎にて開催。天神祭囃子、夜店など。
ドラゴンボート国際選手権午前10時〜午後9時大川(天神橋〜桜宮橋)奉納イベントとして昭和63年より始まる。昨年は諸事情により中断、本年復活となる。水上ステージでのショー、夜間の国際レースなど24日宵宮の盛り上がりに一段と華をそえる。
町会神輿宮入24・25日 1.天三神輿(24日、11時・3時。25日、11時)
2.天四南獅子神輿(24日、11時。25日、11時)
3.天六神輿(24日、子供11時半、大人1時半。25日、子供11時半、大人1時半)
4.天五神輿(24日、太鼓11時。神輿1時。25日、太鼓11時。神輿1時)
5.池田町神輿(24日、2時)
6.天四北神輿(24日、3時)
7.ローレルハイツ神輿(24日、11時)
お迎え人形展示24〜25日境内各人形の大きさは約2.4メートル、享保年間(1716〜35)の作、羽柴秀吉、酒田公時、関羽、安倍保名など現在14体のお迎え人形があり大阪府指定文化財になっている。
 境外(花外楼、ツインビル) 

7月25日 本宮

夏大祭午後2時本殿渡御の無事安全と、人々の無病息災を祈る。
神霊移御祭(夏大祭に引き続き)本殿渡御に先立ち、御神霊を、御鳳輦を中心に網代車・御羽車・鳳神輿・玉神輿にお移しする。
陸渡御午後4時天満宮〜市役所前〜天神橋催太鼓を先頭に、総勢3,000人の行列が船渡御の乗船場である天神橋まで約4キロメートルを渡御する。
船渡御
 解纜(出発)
午後6時  ・第一船団…天神橋より、祭り関係の船。
・第二船団…飛翔橋上流より、協賛関係の船。

渡御の中心は御神霊を奉安する御鳳輦船で、途中、御鳳輦船上にて、水上祭を斎行。
第一・第二船団の約100隻、総勢約10,000人が乗船し、上・下流より同時に出発、約7キロメートルの航路を2時間余りにわたり渡御する。
 (船の種類)   1.奉安船…御神霊、祭の道具。
2.供奉船…祭員、講社などお供。
3.奉拝船…協賛者など御神霊をお迎えする。
 ○市民船…大阪水上バス(アクアライナー)協賛。昭和59年より行ない、今年で9年目。100組200名を公募、無料にて乗船、船渡御に参加していただく。
4.舞台船…神楽、天神祭囃子踊、能船の三隻。定着して駒形提灯を飾る。
5.篝船…大篝1、篝2、定着。
6.列外船…自由航行。
 イ、どんどこ船…24日・25日の両日、堂島川・大川・土佐堀川・道頓堀川に繰り出し、カネ、太鼓で祭の雰囲気を盛り上げる。
 ロ、お迎え人形船…2隻
 ハ、文楽船・歌舞伎船・落語船
 水上祭午後8時御鳳輦船上 
 帰着上陸午後8時15分〜9時10分天神橋第一船団、順に上陸、天満宮へ。
午後9時50分飛翔橋上流第二船団、解散。
天満宮還御午後9時50分 天神橋より渡御列が天満宮へ到着。
還御祭午後10時本殿渡御の無事終了のお礼を申し上げる。
(その他)
衛士かがり(篝講) 天神橋上流両側
飛翔橋下流右岸
80基
花火午後7時川崎公園仕掛け…15基
桜宮公園打ち上げ…1,000発
*出典:米山俊直・河内厚郎 編著『天神祭 水の都・千年の祭』(東方出版 1994年7月25日発行)

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